TL-922来る@即改造

昨日イレギュラーに落札してしまったたTL-922が
来たので早速お掃除をしておきました。
外観はそれなりに傷や汚れがありましたが
内部は改造の痕跡はなく綺麗なものです。

本日早速お試しです。
何時間かエージングしたあと送信状態に
してみるとアイドリングは130mAほど流れ、
HVは3300Vから3100Vちょっとまで下がりました。
スライダックす経由でプライマリ電圧を
調整しているせいでしょう。
各バンド一瞬ですがほぼ1KWアウトです。


10KWエレメントが刺さっていますが、レンジを
切り替えて測定できるタイプです。
写真は3KWフルスケールとなっています。

43と並べてみる。

さて、現状を確認したので早速改造です。
時間の関係で2つだけやっつけました。

NFBはGGアンプの持つ3dBだけとし、グリッドに
付いているLCRをパスして直接シャーシに落とします。
すぐにでもオリジナルに復帰できるようLCRはそのまま。
銅板でジャンパーを掛けるように3ヶ所x2本分の
6ヶ所をショートしました。
一応3本のピン同士も銅板で接続しておきましたが
他の922で試した経験上3本をシャーシに落としただけと
比べてなにかか改善されたという気配は見られません。
撮影を失念しました。

この922はシャーシからソケットが少し沈み込み
その隙間から風が回りこんでソケット周りの冷却に
していますが、ちょっとヘビーな使い方をすると
フィラメントピンの半田が溶けてしまったという
修理を幾つか依頼されたことがあるので、以降
以下のような改造をしています。

底板に穴を開けアキシャルFANでソケットを
直接吹いてやります。
これによりピンの半田外れはなくなり、球の冷却
の改善に多少は寄与してくれます。

ソケットの真下に穴を開ける。

あ、一緒に写っているセラミック管は35Bではありますん。w
その下は100Aも流せるフィラメント用貫通Cではありません。ww
その横は11バンド切り替えられるロータリSWではありませんwww
決して見せびらかしたいわけではありません。wwww

200VアキシャルFANを取り付けます。

足は2段にして高さを稼いだのでファンの隙間は100mm程で
十分風が回り込んでいます。
オフディレーなどは付けずに端子あげをしてプライマリ電圧
切り替えバーのビスに共締めしています。
電源SWを落とすと922はオフディレーでしばらくFANが回って
いますがそれだけでは冷えきっていないので、プライマリ側に
付けることで、922のSWやリレーに関係なく回り続けます
リニアアンプ用の200Vは必ず専用の元ブレーカを落とすので
シャックを出る寸前まで回るので逆に都合が良いのです。

残りは。。。
フィラメントの配線替え。
RF還流路の強化。
筐体のシールド強化。等々
とりあえず2点の改造でコケにくくなったはずなので
後はボチボチやりましょ。

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