ライセンス

アマチュア無線の免許状の話です。

移動局免許を現在の移動しない局に変更してから、
ずっと移動局免許はありませんでした。
その間車に一切の無線機は積んでいませんでしたし、
無線従事者の免許証があれば、ゲストオペレーションが
可能な時代になったので、特段不便もありませんでした。

しかし、現住所に引っ越しをして、移動しない局からかなり離れしまい、
新居ではタワーを上げることに家族から反対され、シャックを
作る場所を探すも、なかなか決まらず、もうモービルで出るしかない?
と思い、何年振りかに移動局免許状を取得しました。

車には技適マークと無線局免許証票のシールが貼ってある
IC-7410Mという、HF+50MHz50Wの無線機を積んでありますが、
未だ電源も繋がってないし、アンテナも取り付けていない・・・
積んでるだけ状態が1月続いてます。(笑
もし新しい固定運用場所が見つかれば、移動しない局に変更されて
しまうのが運命でしょう。
ということで移動局免許は永久に活用されないかもね。。。

ところで、総務省の電波利用ホームページ。。
いつ反映されるのでしょうねぇ。
移動しない局の更新日時(?)は7月7日になっています。
移動免許の日付は7月6日で取得していますから、
反映されてもおかしくないはずですけどねぇ。

反映しようがしまいが、現に取得済みなんだから
関係ないのですが、なぜ気になるかと言うと。。。
その昔どこでどう調べたのか、拙生が移動局免許状が
ないのに移動運用していると現総務省にチクリ、更に
某クラブ会報に違法行為をやっているという投稿により
身に覚えのないご指摘を受けてしまったことがあります。

いかに普段は借りてきた猫のようにおとなしい拙生ですが、
こればかりは名誉の問題ですから、会報に免許状のコピーを
公開し、嘘情報での中傷の代償として、クラブをやめなければ、
名誉棄損で訴える準備があることをお伝えし、退会して
いただいたという経験があります。

もうこんな不毛なことは、やりたくもありませんので、反映される前に
移動運用を行った場合、また勘違いされるかもしれないのでは?
と懸念しているというわけです。
(多分移動運用はしないと思いますけど。)

違法な運用を免許状の公開により減らすのも、目的のひとつ
だったように思いますが、反映が遅いんじゃ、かえって
混乱するのではなかろうかと思っちゃったりして。。。

アマチュア無線のライセンスってこんなんです。 ↓↓↓
lisence

ところで引っ越し先からの申請だったので、移動しない局の
免許状にある免許人の住所と異なるため、どぉしてだ?という
ご連絡を陸上無線課からいただきました。
生活拠点が複数あると答えると、ナンバーで管理している都合上、
異なっては困るということでした。
そっれって、電波法でだめって書いてあるのかなぁ。
ま、軽微な変更で検査等もなく、変更届だけでよいので、変更届を
出すことにするが、それだけで良いかとたずねるとOKとのことでした。
で、新しい免許人住所での移動しない局の免許状が送られてきたのですが、
返信用の切手が同封されていなかったので、送れとのこと。
拙生は、総通さんの管理上の都合で変更届を出したのだから、変更届
だけで返信用封筒も切手もいらないのか?と尋ねたつもりでしたので、
変更届のみでよいと言われたから同封しなかっただけなのですけどね。。
気分的に面白くないので、ちょっと遅らせて本日投函しておきました。

80円切手1枚というコマイ話で申し訳ございませぬ。。。

*参考

免許には操作範囲を限定するための無線従事者免許証と
実際の設備に対する無線局免許状の2種類があります。
車で言えば、従事者免許は普通1種とか2種などにあたり、
無線局免許状は車検証に相当します。
従事者免許にはランクがあり、アマチュア無線の場合
第1級から4級まであります。
ランクにより出られる周波数帯、電波形式、最大送信出力
などが限定されます。
ちなみに短波帯で出すことのできる移動しない局の最大送信出力は
第1級無線技士 1,000W
第2級無線技士  200W
第3級無線技士   50W
第4級無線技士   10W
となります。
電波法上第1級無線技士の送信出力は無制限なのですが、
地方の総合通信局で免許できるのが1KWまでで、それ以上は
理由書を付けて本庁に申請することになりますが、何度か
チャレンジしましたが困難なのが現状です。
移動局は1および2級でも50Wまでです。
ほか、外国で取得したライセンスでも、日本で相応するランクの
無線局を開局することが可能な場合があります。

【移動局・移動しない局】

1KWの免許状が届きました。
2週間程度かかると聞いていましたがピッタシです。
H31年まで5年間は更新しなくてもすみますが、その間に
きっと変更届を出すことになるでしょう。

license

50W以上のアマチュア局を移動局に対し固定局と呼ぶことが
ありますが、正規には移動しない局です。
(50W以下でも移動しない局は開局できます。)

移動しない局 - 移動しない局 間で交信可能な免許は固定局、
移動しない局 - 移動局    間で交信可能な免許は基地局

ですので、固定局は固定局としか交信できません。
移動局と交信してはいけないのです。

業務無線では移動しない局を開設する場合、移動局と
移動しない局の両方と交信する場合、固定局と基地局の
両方の免許状を取得しなければなりません。
1つの設備なのに2つの免許。釈然としませんが・・・

その点アマチュアは例外的にひっくるめて移動しない局とされ
どちらも交信できるのは優遇されていると言えますね。
もし固定局として免許をもらったら移動局に呼ばれないために
CQ固定局!てやらなくちゃいけません。(w

 
 

ちなみに1KWのアマチュア無線局を運用するのに必要な
無線従事者免許です。

license2

電信級・電話級が昭和41年と42年、2アマは忘れました。(笑
コールサインは44年か45年あたりだったと・・・

【エキストラ級】

アマチュア無線において相互運用協定が結ばれている
外国のライセンスを持っていると、そのクラスに
対応した運用が許可されます。

アメリカで日本の第1級アマチュア無線技士に
対応するのはエキストラ級で、これを持っていると
第1級の操作範囲であるHF1KWの開局申請が可能です。
(アメリカでは1.5KWまで)

このエキストラ級、日本でも取得することができます。
VEC(Volunteer Examiner Coordinator)から認定された
VE(Volunteer Examine)・・・
書きなおすとボランティア試験管コーディネータから
認定されたボランティア試験管が3人以上で試験を
行うことができるのです。

拙生がエキストラ級を受験したら?と勧められたのは
日本で試験が始まった初期からのVEの方からで、何年前
だったか思い出せないくらい昔の話です。
エキストラ級を持っていると、日本で1KW運用が可能に
なるだけでなく、アメリカのコールサイン(呼出符号)
も取得でき、日本と相互運用協定を結んでいなくても
アメリカと結んでいる国において、簡単に免許状が取得
できるという利点があります。

現在ほどアメリカのコールサインを取得されている方が
多くはなく、ちょっとカッコいい?とか、そのころは
海外運用に興味があり、時々あちらからも電波を出す事も
あったので便利かなと思ったりしたのですが。。。

ただ一つ引っかかったことがあります。
それは受験資格に米国で郵便を受けられる住所を持って
いなくてはいけないという項目があることです。
それをごく普通に考えると、アメリカに住んでいなくてはいけない、
もしくは頻繁に渡米していて、連絡用の固定した住所ががある。
などということではないのでしょうか。
つまりアメリカに滞在している時に運用ができるための
ライセンス取得救済処置であって、取得したライセンスのにより
相互運用協定が結ばれている国で相当のライセンスの操作範囲で
運用許可が取得できるようになるということでしょう。

薦められた方に拙生はアメリカに住所はないし、郵便が届く
住所が必要になる滞在予定もない旨を伝えると、受験する
多くの方はアメリカの知人に依頼して、郵便が届く住所を
作ってしまうなどの方法を使っているとのことでした。

そのような手段でライセンスを取得した方への是非を
語るつもりはありませんが、拙生は自身の受験資格に対し
大きな違和感を覚えチャレンジしないことを決めました。

関東ではVEの先駆者である仲の良い方が3名いますが、
札幌で初めて行われた試験においてそのうちの2名が
VEとして来られた時も受験しませんでしたし、その時に
合格した昔からの知り合いも今やVEとなっていますが、
受験する気は起きません。
間違って宝くじでも当たって、サイパンあたりに別荘でも
持つときがあったら受けるかもしれませんが。

*アメリカのライセンスには以下の3クラスあります。
  テクニシャン級
  ゼネラル級
  エクストラ級

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