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モノバンダーを考える

オールバンドの免許を取得するために、モノバンダー
リニアをバンドの数だけ用意することは大変です。
しかしメインとなるバンドにおいては、専用リグ・専用リニア
・専用タワー・専用アンテナが理想ですね。

以前免許を取っていた時の7F71RFリニアは、馬鹿でかい
ローラーインダクタで160mもカバーしていたため、
ローバンドと比較すると、20mから上は、当初はフルパワーの
半分も出ませんでした。
どちらかというとハイバンドをメインとしていた拙生は、
ローラーインダクタの160・80・75mに当たる部分に、銅帯4本で
ジャンパーをかけてぶっ殺し、10mでもフルパワーの3/4ほど
出るようにして、40~10mリニアとして使用していました。
お陰様で、30KWダーミーで実験したところ、100%デューティの
3KW出力で2時間半安定した送信が可能なことを確認。
29のFMやRTTYでも気にせず運用することができました。
ちなみに2時間半経ったところで、エキサイタが先にこけました。^^;;
現在7F71RFリニアは、20m~10mの5バンド(ハイバンド)リニアとして
模様替えをしています。
紆余曲折はありましたが、ハイバンドでも非常に安定して稼働します。
それでもやはり、メインバンドは1台専用アンプがほしいところです。







(特性表は7F71Rですが、7F71RFはPdが4Kwなだけです。)

それにしても多バンドリニアはモノバンダーかと比較して
製作も面倒ですし、よほど上手く造らないと性能も劣化します。
またモノバンダーはバンド切り替えがないがゆえに、さまざまな
入出力回路を試すことができます。
またPP回路なども視野に入れることができます。

製作中のGU-74B6mアンプは、一般的なπ型の出力回路ですが、
拙生がモノバンドリニアを造るときは、アンテナ負荷を
考慮せずに、ダミー負荷で調整をします。
リニアとアンテナ間には別途アンテナチューナーを挿入し、
50Ω純抵抗に対するアンテナのミスマッチをキャンセルします。
アンテナのミスマッチは、π型出力回路でも吸収できますが、
設計時に設定した負荷とは違います。
つまり、半固定とすることはリニアの出力回路にとって、
常に最適負荷となり、一度チュニングを取った後は、
取り直す必要がないのです。
というより、アンテナや電源事情によほど大きな状変がない限り、
取ってはいけないと言った方が良いかもしれません。

実際の運用場所において、ダミーでチュニングした後は、
アンテナチューナしかいじらないので、プレート・ロードVC
調整用のバーニアダイヤルは、ケース内部に御隠れになってしまい
表に顔を出すことはありません。
この方法により、アンテナをいじったらリニアが不安定になった。
などという、不愉快な現象から逃れることができます。

このチューナーですが、LとVCで25Ωまで落としてやると、
まったく同じ長さに引き込んだ同軸ケーブルをパラにしたものに
給電できるため、2スタック用ケーブルなどを作らなくても
よいということになります。
このメリットは、切り替えれば上段シングル・下段シングル
そしてスタックなどという真似が、手元で簡単にできることです。
(2mの4パラで50:12.5Ωのものを試作したことがありますが、50Ω
ケーブルを使ったQマッチと遜色ありませんでした。このときは
シャックまで同軸ケーブルをアンテナ数だけ引っ張ったわけではなく、
マッチングBOXとしてタワー上に設置しました。)


注意することは、長々と一緒に引き回すことになる複数の同軸ケーブルの
コモンモード対策と、VCからアンテナのレセクタプルまでの配線が、
同一長かつ対称に配置するということだけです。
各アンテナに違う種類の同軸ケーブルを使用。なんてのは論外です。w

アンテナチューナーは最初からアンプに組み込んでも、外付けでも
良いのですが、組みこむ場合はダミーで調整するための切り替えが
必要ですので外付けが簡単です。
自作されるなら、チューナーの入力側に50Ω設計のLPFを入れて、
出力側で可変パラメータを作り、アンテナとのマッチングを取れば
理想的だと思いますし、拙生は今回そのようにやる予定です。

 
 









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