サーバー系

ここで語るサーバーとは、データセンターに整然と並ぶ、
あの手のものではなく、DOS/Vショップで集められる
部品で製作し、ネットワークも100Mbpsのベストエフォート
程度のものを使用という、いわゆる自宅サーバーと
言われるレベルのものです。

もちろん同じようなシステムで、仕事でも使用していますが、
アクセス数が飛びぬけて多いサイトを抱いているわけでもなく、
ファイル置き場としては、LAN内では頻繁にやり取りするものの、
インターネット経由で外部からのアップ・ダウンロードは
そんなにないため、特に不便はなく使えています。

 
 
サーバー歴は省エネ作戦と共に

RedHatがVer.5の時位から一時の浮気はあったものの、
オープンソースだったころのRedHat、FedoraCor(現
Fedora)、CentOSを実機に、サーバーを構築してきました。

サーバーの構築よりは、運用を目指していたので、
当初は、セキュリティに自信が持てず、友人に組んで
もらった、FreeBSDx3台で運用開始。
このサイトの前身であるホームページも、そのサーバーに
置いてありました。
ユーザー作成や、日頃のメンテナンスは自分でやっても、
BSD系の勉強不足のため、システムの根幹にかかわる部分は、
やはり友人にお願いしなければならないのが心苦しく、
一大奮起して、一番勉強していたRedHat6で自力構築を
行ったのが、長~い苦悩の日々?の始まりとなりました。

最初はWeb・Mail・FTPサーバー位で始めたものの、
日進月歩で発展するサーバー技術とともに、ユーザー様の
ご要望は、日増しに高度なものへとなってゆき、歩みは
のろくても、少しずつ機能をアップグレードしてゆきました。

お勉強のために、何かの機能を導入ときは、別途1台仕立てて
お試しを行っていたために、一時8台まで増殖・・・
そのまま実機としたりしていたのですが、電気代の請求を
見てびっくり!
1台ずつにUPSでの電源供給してましたから、消費電力は
@200W強で、x8台x24時間稼働ですから当たり前ですね。。。
そこでここ数年、省エネ作戦を展開。
8台が5台、5台が3台となり、3台での運用が何年か続きました。

しかし、今や省エネ大合唱の時代となり、更なる省エネを求め、
現在は2台に集約しました。
当初と違い、ハード面のスペックは格段に進歩しており、
Windowsマシンのお下がりのCPUといっても、Core2Quadの
Q9550(12MB-L2 2.83 GHz)とQ8600(4MB-L2 2.66 GHz)
ですし、メモリは4GB、ハードディスクドライブ(HDD)は
2TBx2のRRAID1にようミラーリングと、運用状況から見て
過剰スペックと言えるようなものであり、2台でも十分
であるという環境があったから出来たスリム化であります。
これで8台の時代からみると、電気代が3万円弱/月が節約
されることになりました。(^_^)v
(予備にはCore2Duoもあるので、時々交替で実機として
 活躍するときもあります。) 
 
 

2台のワケ(1台にはならないの?)

2台の使い分けですが、1台は趣味用・もう1台は仕事用、
これが基本的なスミ分けです。

ネームサーバーはプライマリとセカンダリがいるので、
2台により自己解決しています。
ただし同じ回線なので、友人のサーバーにも一応
置いてもらいましたが、WebやMailサーバーと同居させて
いるわけですから、ネームサーバーがコケテいるときは、
ほぼ他もだめなので、あまり意味はなかろうかと・・

裏技で、サブドメインを作成し、1台のマシーンを2台に
見せかけて登録できちゃいますし、サービスでセカンダリを
受け持って下さる接続会社やドメイン屋さんもあるので、
必ずネームサーバーが2台必要な理由とはなりません。

拙生にとって一番重要なのはバックアップです。
一応ミラーリングという手法で、HDD2台にまったく同じ
情報を書き込んであるので、1台がコケても、もう1台で
運用が可能になっているのですが、たとえば電源関係による
障害などで、2台一緒にダメになる可能性は否定できません。
また、だいたいは使用するHDDは、メーカ・規格・ロッドともに
同一のものを使用するのが一般的で、老朽化も一緒であるなら、
1台ダメになればもう1台も・・という不安は払拭できません。

そこで拙生の場合は、ユーザー領域など、大切なデータを
扱っているところは、2台を交互に30分おきに自動
バックアップを実施しています。
つまり、ミラーリングではバックアップしきれなくても、
サーバー2台がいっぺんに逝かれない限り、最大30分前までの
バックアップが可能ということです。
(もちろん定期的に別マシーンを立ち上げて、手動で
 バックアップを何重かに取っています。)
これが複数台(最低2台)必要な最大の理由です。

他にLAN内でのクラウドやVPNのお試しなどもあります。
(実機ではなく、一時的に予備機複数台を起動させての
 お試しが多いですけど。)

サーバーに関する投稿は、あちこちのサイトで
行ってきましたが、備忘録的に必要と思われるものは、
ここのサブカテゴリにポチポチ残しておきたいと
企んでおります。
ペース的には間違いなくノロマな亀です。

また現在、実機2台のOSがFedora(Linuxディストリビューション)
ですので、必然的にFedoraの話が多くなりますが、設定などは
同系列のRedHatやCentOSでは流用可能です。

追記

Fedora18からユーザーインターフェイスや設定ファイルの
パスなどがガラリと様変わりし、拙生にとってとても
使いづらいOSとなってしまいました。
使いこなすにはお勉強が必要で、現段階では時間も取れず、
なんとか使いこなせるCentOSに鞍替えしました。
よって以降の投稿はCentOSが多くなる予定です。

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