Address Resolution Protocol

次はARP・・・って
言ってしまったので軽く解説しておきましょ。
詳しくと言われると拙性では怪しい。。。^^;;

L2スイッチが宛先を識別するのはMACアドレスです。
L3スイッチはIPアドレスよる伝送ですが、IPアドレスでは
通信機器の個別の識別ができないため最終的には
MACアドレスが必要となります。

L3スイッチ自体はMACアドレス検出ができません。
そこでIPアドレスからEthernetのMACアドレス情報を
得るためのARPというプロトコルを使用することになります。

とりあえずARPで得られる情報を知るために
現在使用中のubuntuからコマンドを打ってみましょう。

$ arp
アドレス   HWタイプ  HWアドレス    以降省略
192.168.13.111 ether  00:1b:a9:45:a2:41
192.168.13.168 ether  bc:5f:f4:3a:74:8d
192.168.13.15  ether  00:10:4b:93:a5:5b
192.168.13.222 ether  18:0c:ac:5b:b5:a8
192.168.13.14  ether  00:1d:7d:07:82:c3
192.168.13.12  ether  00:01:8e:1f:02:c1

 その他フラグ・マスク・インターフェースなどの
 情報も得られますが省略しています。

192.168.13の111と222はネットワークプリンター。
14と15はサーバーLAN側のプライベートIPアドレス。
12は無線ルータで168はもう寝たはずの連れ合いの
パソが起動したままである証拠であります。(笑
ノーパソ君は無線ルータでのルーティングで
異なるネットワークを使用しているため、
ここには表示されませんので、義理母様の
パソが起動しているかどぉかは分かりませぬ。ww

このコマンドでのパケットはARPリクエストと言い、
同一セグメント内すべてのネットワーク機器に
ブロードキャストします。
リクエストに応じて返答してくるパケットを
ARPリプライと言います。

 arpコマンドは引数でIPアドレスを指定することもできます。
 間違いなく起動しているものが表示されない場合は
 まだテーブルに登録されていないだけです。 
 テーブルに情報がないものをエントリさせるには、
 既知のIPアドレスにpingでも打てばよいでしょう。

このようにL3スイッチはARPで同一セグメント内にある
ネットワーク機器のMACアドレス情報を徐々に得て
テーブルに蓄積し、宛先を識別するのです。
  *スイッチの電源を入り切りすると
   最初からやり直しです。

余談

逆にMACアドレスからIPアドレスを得るための
プロトコルがRARP(リバースARP)ですが今では
ほとんど使われません。
rarpは最新カーネルではサポートされていないようです。

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