80mはどぉした?

昨日のエントリーでは80mに触れていません。

理由

見た目はなんともないように思いますが、
ローラーインダクタを回転させていると
3.5付近で心持ち軽くなります。
ということはコイル部の変形。。。?
接触が甘くなるらしくらしく、ある程度パワーを
出すとバチっと火花が飛び炭化した痕跡が残ります。
元々ふたつ、無理してせいぜい3つ位だろうと
思われるものを採用したので2つ保てば十分でしょうけど、
10mより少ないアウトの時点でパチっ!ですから全く
面白くないわけです。
一度炭化したらひとつ以下でもパチっと来ます。
炭化部分を綺麗にしてやると、再現性ばっちりの
ふたつちょっとでパチっ。。。なのですよ。
最初に用意した片手以上でも楽勝と思われるやつを
もったいないとケチった代償です。(泣
あえて書くなら80mは2.05KWまでしか出すことが
できなかった。。。ということです。

対応

このまま何もしないつもりです。(笑
80/75mは出る予定もないのにそのバンドのために
ローラーインダクタ交換はあり得ません。
作り直すときには固定のLに置き換わるでしょう。

入力回路

他に入力回路はどぉなってる?という電話も
いただきました。

入力回路は東ハイのLPFを改造して流用。(笑
80m・40m・20m・15&10m(共用)を切り替えます。
LPFなので30MHz程度をカットオフとすれば15mにも
使えるといった安直なもので、実はローラー
インダクタと共にこいつが耐電力のボトルネック
となっております。
150WCWしか保たないんですね。
最初は100Wでしか押さないつもりで採用しましたが
(あったので使ってみた)150W以上でで押したいときは
交換しなくてはなりません。

例えば30mを出すときは10MHzの周波数帯以上に
カットオフがあればOKなので、20mと15&10mの
どちらでもOKであり両方共VSWRは問題ありません。
しかし15&10mでは10MHzの2倍高調波に効かない
ということで一応20m用を使いました。
エキサイタとして使う最近の無線機で2倍高調波が
問題になるようなものはありませんけどね。
これは気分の問題とも言えますが、15&10mを
使用したときより20mのほうが若干出力が
出てくれました。@100W位(笑

余談

正体がしれていない球で最初に製作するときに
よくやる手は、定数を調べるのにマニュアルの
アンテナチューナーを入れてVSWRを落とした後に
LCメータで定数を調べるやりかた。
3CX3000A7のときには入力回路としてそのまま
アンテナチューナを残しちゃいました。ww
かなりの面倒くさがりなのですが入出力の両方を
調整することは何故か全く面倒とは思わないんですね。

改造と言っても・・・

東ハイLPFの改造と言ってもアンプ側の入力容量を
見越して出力側の容量を20pFほど減らしただけです。
50pFほど減らして、VSWRの落ちるところを各バンド
共通の100pFのVCで調整、なんてことも考えましたが、
20pF減らしただけで大丈夫でした。
復帰できるように交換したCは保管してあります。

しかしLPFの設計値は入出力50Ωです。
GU-5Bの入力インピーが50Ωピッタリだとは考え
にくいのですが、5素子(πの2段重ね)のLPFだと
エキサイタとアンプの緩衝材的な役目を果たすので、
偶然にもうまくいったと考えられます。

パワー測定時の入力側に使った300Wのアンテナ
チューナを使ってもVSWRはべタ落ちになりますが、
πC型なので後から入力回路を置き換えるにしても
πC型にしないと参考にならないのでやめました。。
定数を確定するときに使うアンテナチューナは
使用する入力回路と同じ回路(例えばπ型)を
使って確かめます。

またまた余談になりますが・・

入力のVSWR1.0がアンプ出力の最大とは限りません。
また3CX3000A7のときにも経験しましたが、
VSWRが少し位立っても、出力最大になるよう調整
したほうがIMD特性が良い場合もあるので、何を
求めるかで調整の方針を決定たほうが良さそうです。

IC-7410にやられた

スルー回路のL分はトリマCでVSWRを落としてます。
このCがなくても10mのスルー時でVSWR1.1なので
なくても大丈夫かもしれませんがこれも気分の問題で
反射が極力見えなくなるように調整しています。
アンプの入力回路と違ってスルー時に反射は
少しでも立たないほうが良いに決まってますから。
以前のお試しで調整した後の容量は25pF程度と
分かっているので固定Cに取り替えてもOKです。

ちなみにこの確認に手間取りました。
と言うのはエキサイタとして最初に使ったIC-7410。
スルー時の反射を見たときVSWR1.5になっています。
早速トリマCを調整するも最低が1.5なんです。。。
偶然エキサイタとアンプの間にアンテナチューナーが
入っているのでそれで見るとVSWR1.0ではありませぬか。。
IC-7410を直接ダミーに繋いで送信してみるとVSWRは
1.5と表示された・・・というオチでした。^^;;
もちろんエキサイタを変えたときは大丈夫でした。
こんなことで時間を食ってしまいました。

ところでこのVSWR値をもってチューナーを調整
するんですよね。
マッチングしているのにしていないと思い込み
チューナーが頑張るということになるのですかね?

ほか色々聞かれたのですが、明日までの書類が
もうちょっとかかるので本日はこのへんで。

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