やっぱりフルサイズ

18MHzモービル用にキャパシティハットを
使ったバーチカルを製作したいという方に
やめたほうが良いという意味を込めて、
仮工作ででっちあげ試してもらいました。

交通法の高さ制限ギリギリでは2.4mほどの長さになり、
元口が基部にぴったりなグラスロッドの釣り竿に
銅線を4本這わせ、ところどころバインドし、
1.8mのところからは大型のベークボビンに
やはり銅テープでコイルとして、その上に
2mmの銅線でキャパシティハットを付けてみました。

出来上がりのイメージはスキーのストックを
逆さまにした感じ?(笑
お試しでは良いでしょうが、銅線むき出しのストックは
格好悪くて、人前に晒すにはちょっと恥ずかしすぎです。。。
ただし材料さえあればあっという間に作れますけど。

さて、VSWRを気にするお方です。
共振点で30Ω弱だったので、キャパシティハットより
上部のエレメント(銅線1本)を切り詰め、基部で
銅線をヘアピン状にしてマッチング。
18.118MHzでVSWRをピッタリ1.0まで落としました。
同軸ケーブルは以前お教ええしたとおり、18MHzの
λ/2の整数倍(電気長)で引き込んであるので、
RIG側で正確に測れます。
で、小さくともキャパシティハット付きなので
両バンドエッジでも1.15程度で収まります。
ちなみにいつも持ち歩いているフルサイズだとヌルで
VSWRは1.2程度、両バンドエッジにおいても1.3まで
ありませんでした。
車種と取り付け位置などでVSWRは異なるので、
自分の車で使用することを考え、調整はしません
でしたので、調整すればもう少し下がるはずです。

さて運用の結果は。。。
メーカ製の2m強のアンテナと比較すると
若干製作したアンテナのほうが良いようですが、
やはり拙生愛用のフルサイズのほうが国内外とも
かなり良好であることが分かってもらえました。

冒頭にやめたほうが良いと書いたのは、
キャパシティハット付きのアンテナを付けて
走行するには、それなりの強度が必要で
簡単に作ることはできず工夫が必要なこと。
18MHzのような狭いバンド、しかもSSBしかやらないなら
帯域を稼ぐ意味があまりないこと。
走行中に運用しないなら簡単な構造でもできるが、
フルサイズ(4m程度)がもっと容易に制作できるこので
必要ないのでは?と言いたかったのです。

フルサイズとの飛び受の差を確認できたことで
どぉやら理解していただけたようです。

 *長さを取れず大きく短縮されたアンテナの
  帯域を稼ぐにはキャパシティハットの使用は
  極めて有効な手段であり、すべてを否定する
  ものではありません。

ちなみに逆さストックは。。。バラしました。
写真?格好悪すぎて撮っていません。w

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