ローテータ交換

日曜日はローテータ交換の依頼で昼過ぎから
出かけました。
RC5B-3を回そうとするとコントローラーの
FUSEが飛ぶそうです。
アンテナは430M4枚とHFの小さな2エレなので
5B-3では過剰スペックです。
交換するのは5A-3で、短いケーブルで
5B-3のコントローラでテストしたら問題ない
とのことでしたので本体だけの交換予定でした。

このような場合拙生はレバーブロックなどで
マストを持ち上げての交換はしません。
ベアリングをキツく締めるか、足場にする
ステップやXマウントなどをベアリングに
置いて締めることでマストが落ちないように
しておき、モータ台近辺のボルト・ナットを
全部緩めて隙間を作り、まずは本体とマスト
クランプを分離させ、本体、次にマスト
クランプを外します。
組み上げるときは逆順でやるだけです。

交換する本体が同じものであれば持ち上げる
必要がないため、この方式は全く力を使わないで
済むので楽ちんなのです。
しかも5B-3のマストクランプは5A-3でも
使えるので本体のみの交換というごく簡単な
作業のはずでした。

で、登ってみるとなんと5B3に付いているマスト
クランプは通常のアルミダイカストではなく、
10Sに付いている鉄製で大型のものが5B-3の
円盤にM12のネジで取り付けてありました。
このクランプもオーバースペックですね。(笑

一旦下に降りて尋ねるとアルミダイカストの
マストクランプもあるということで、クランプ
ごと交換することにしました。
難なく交換作業を終わらせて、オーナーにコント
ローラー操作をお願いし回してみると、5度も
回ったところですぐに止まってしまう。。。

そこで下に降りてオーナーとお話を。
その前に5A-3で回ったというケーブルで下ろした
5B-3を回そうとするとやはりFUSEが飛びます。
レアショートですね、これは。。。
しかし不具合箇所はそれだけではないようです。

・テスト時に別の短いケーブルとコネクタで回って
 既設のケーブルで回らないならケーブルないし
 コネクタ不良が考えられる。

・交換した5A-3を回そうとした時にコントローラ内で
 スパークしたのが見えたそう。
 内部を目視点検すると基板上に5cmほどの細長い
 すすが有り、基板の表面が少々炭化しています。
 コントローラーもおかしい?

てことは本体もケーブル・コネクタもコントローラも
ぜ〜んぶおかしい可能性があるわけです。^^;;

オーナーは移動をやっていて、山頂などで430Mx2や
x4を建ててQRVしています。
その時に使うエモトの1200FXがあるということなので
とりあえずそれをあげようという話になったのですが
ハウジングが5A-3や5B-3より明らかに高さがあり、
マストをかなり持ちあげなくてはなりません。
予定はそんな作業ではなかったのでレバーブロック
などの道具は持って行ってません。

拙生の車の中にはクラブ局で上げ変えようと
落札したばかりのG-2300DXAが。。。
これは1200FXよりはハウジングが低く、なんとか
なりそうな気配です。
しかもすぐに上げられるようにコネクタと50m以上の
ケーブルも付いています。
コントローラは全く使用感がなく、本体も塗装が全く
剥げていない美品ですが泣く泣く出動させることに。
考えていても終わらないし暗くなってしまいます。
1200FXとドンするということで手を打ちました。
まるでこの時のために落札したようなものですね。w

早速引っ張りあげて交換してみると考えが甘かった。
ホンの1cm弱ですが台を緩めただけでは入らない。。。
滑車とロープはあるのでオーナーに手伝ってもらい
なんとかマストをアンテナごと持ち上げてG-2300を
滑りこませることに成功しました。
この頃にはすっかり暗くなってしまいました。

ケーブルも新たになったので前のを抜くために
タワーに固定してある部分を全部外して固定
しなおしてゆきますが、タワーからシャックまでの
横走りしている引き込み部分はケーブルが撚れていて、
カッターやニッパなどで傷を付けたくないのでそこだけ
日を改めて明るい時にやることとして引き上げました。

作業1時間、行き帰り1時間半の作業だったはずなのに
ほぼ1日仕事になってしまいました。
道具がなかったせいで力任せにロープを引いたため
体が痛い。。。(泣
1200FXを分解してメンテという作業も増えてしまいました。

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