CentOS7雑感
Webサーバーはapacheですが、RedHat系では
デーモン名がhttpdになります。
CentOS6.*(httpd-2.2)では設定がhttpd.confに
集約されていたautoindexやuserdirなどをCentOS7
(httpd-2.4)では別置きにしてインクルード
したり、また推奨される書式が変わっていたりするので
CentOS6.*のhttpd.confをそのままコピーして使おうと
すると当然エラーになります。
モジュールの増減もあり、こちらも読み込む記述は
別置きになりました。
(/etc/httpd/conf.modules.d/00-base.conf等)
今までのように設定ファイルもデータも古いマシーンから
バリバリコピーとはいかなくなってしまいました。
新機能も含めてマニュアルをキッチリ読まないと
再起動→エラー→修正→再起動→エラーの繰り返し
地獄に陥ります。。。
マニュアルはまだ読破していないため、今回は
grepコマンドにお世話になりました。
今までhttp.confに記述されていたモジュール呼出の
LoadModule alias_module modules/mod_alias.so
などが、どこに置いてあるのか調べるのに
grep LoadModule /etc/httpd/conf.d/*.conf
というように調べます。
conf.dにはなかったのでconf.modules.dを調べます。
grep LoadModule /etc/httpd/conf.modules.d/*.conf
00-base.confに100余り見つけることができました。
modules.confかなんかにしてくれよな。。。って感じ?
更にwebDAVのための3つのモジュールを読み込こむ記述が
あるだけの00-dav.confなんてのもあるんですが、
ま、webDAVのディレクティブをココに書き込めるので
これはこれでヨシとしませう。
他にも1行から10数行ていどが記述されたいくつかの
confファイルを見つけることが出来ます。
Oracleに買収されたmysqlはディストリから外され
互換性があるmariadbが同梱されるようになりました。
しかし拙宅サーバーの場合、移設のためのコピーや
バックアップは、/var/lib/mysqlの下にあるファイルを
まるごとという条件なので、mariadbをインストール後
コピーしてみるとエラーを吐きました。
やり方を選べばできるのでしょうが、バックアップも
まるごと違うサーバーにrsyncでとっているため、
まるごとコピーで駄目なら困ってしまいます。
で、mariadbをアンインストールしてmysqlを導入。
実にすんなり移行することが出来ました。
余談
高価なデータベース製品を販売しているOlacleが
機能的にも人気も高いオープンソースのMySQLを
買収した時は、きっと飼い殺しにしてOlacle製品を
売るための戦略だと噂されました。
それが面白くなかったMySQLの作者が、MariaDBを
フォークしたのですが、拙生が使う範囲では入手も含め
なんら問題はなく、昔より高速になった気がします。
拙生の環境では完全互換とはいかなかったので、
もうちょっとMySQLのお世話になりそうであります。
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