電波防護指針@平均電力換算について

昨日の話です。
いつも拙作サイトの無線部分だけは舐めるように見ている悪友曰く、
どこで仕入れてきたネタなのか、電波防護指針は電波型式による
平均電力が適用されるので1KWのSSB(平均電力換算比0.16)なら
160Wで計算するんじゃないの?
Postした内容に平均電力へ換算することは書いていない。
と怒られてしまいました。

たしかに無線設備規則に規定されている平均電力の換算比は
J3Eが 0.16なのでおっしゃるとおりなのですが、例えば
3HAでの申請はA1Aも含むので換算比0.5を採用します。
更にF1BやG1Dなど、頭がFやGで始まるRTTYやパケット通信は
最初っから平均電力表示なので換算比はなく、1kWはそのまま
1KWで計算します。
頭がF・・・
そうです。29MHzや50MHzFMもF3Eなので換算比なしです。

ちなみにA3Eも平均電力表示なので、1KWで申請すると
換算比1.0(=なし)で計算しますが、通常はエキサイタにする
送信機のメーカカタログが100W(AM25W)のような記載方法なので、
工事設計書には1KW(AM250W)と書いて、250Wで計算しても通用します。
25Wで1KW出てそれ以上はALCで制限しているようなアンプで
申請する場合は、もちろん1KWで計算します。

結論
RTTYやFMをやらなきゃ換算比はCWの0.5で、やる場合は換算比1.0。

      * あくまで拙生の認識で有ります。

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