タランチュラ星雲

例年ならこの時期はJapan DX meeting 参加のために
関東方面にいるのですが、来週からの仕事の準備で
どうしても日程の調整ができずに参加を断念しました。
一応開催側のスタッフとしてお手伝いしているので
今年はご迷惑掛けちゃいました。
ちょうど今頃始まったかな?

Japan DX Meeting とはアマチュア無線で海外通信を
行う同好の士の集いで、ハムフェアの時期に合わせて
開催され200人程度の国内外からの参加者で盛り上がります。
年に1度しか会えない方も多く来年は絶対参加します!

さて、そんなわけで今日はハム(アマチュア無線)とは
離れた話題をポストします。

語れるほどの知識の持ち合わせはないのですが、
宇宙に関する話にはかなりの興味があります。
かといって望遠鏡を使って撮影するというような
レベルではなく、ただただ星雲や銀河の大きさや
膨大なエネルギーに感服し、様々な形状に驚嘆し
理屈を勉強したわけでもない反物質や対消滅などと
聞くと思わず反応し、いまや常識となりつつある
ダークマターに思いをはせる程度ではあります。

宇宙にある物質の85%がダークマターって、観測も
できていない想像の物質についてどうして分かるの?
なんて考え始めると眠れなくなる時も・・・(笑
(銀河の観測により存在が証明できた理屈は
            一応知ってますけど。。)

そんな中でもとりわけ興味を持ち、しょっちゅう
写真で見ているのに全く飽きないものがあります。
それは大マゼラン銀河にあるタランチュラ星雲。
形状が美しいとか何かに似ている訳でもありませんが、
その巨大さに心を奪われました。
視力の優れた人なら肉眼で見ることができるらしいのですが
残念ながらそんなに目が良くない拙生には無理です。

その巨大さを知ったのは宇宙の神秘という写真集からで、
以下のようなことが書いてありました。
同じく肉眼で見ることが可能なオリオン大星雲は中型で
十分大きな星雲ではありますが、オリオンは地球から
1500光年という近距離(宇宙の大きさからみれば)です。
タランチュラ星雲は16万光年先の異なる銀河にあり、
異なる銀河で肉眼で確認できる唯一の星雲なのだそうです。
100倍以上遠いのに同じような見え方をしているって・・・

そしてここが極め付け。
もしタランチュラ星雲がオリオン星雲と同じ距離にあったら
昼間でも見ることができる強烈な光を放ち、見上げる空の
四分の一を占めることになるのだそうです。
我々の天の川銀河の中のどの星雲よりはるかに大きいことを
知った時に圧倒され、この星雲が頭から離れなくなりました。

星雲だと形状が美しいバラ星雲だとか、暗黒星雲で見事な
形状をしている馬頭星雲などが有名ですが、拙生にとっては
星雲の発する光のエネルギー供給源であるかじき座30という
非常に高温かつ巨大な恒星とともに、タランチュラ星雲が
一番であることは今後も揺るがないでしょう。

⇒  Wikipediaへのリンク

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