一陸特

無線の話

さて、無線の話が預けは寂しいから、ネタをやると
優しいお友達から電話がありました。。。
と言うより、一陸特を勉強している息子から
質問を受けた友人が、回答できなかったから
悔しくて電話を掛けてきた?wwww

 主モード

多分ネットで調べりゃ回答はどこかに落ちている
はずなんですけどねぇ。
聞かれたのは問題自体ではなく導波管の主モード
についてでした。
主モードという言葉が分からなかったようです。

きっと導波管が使い物になるかならないかの
境目の波長の話ですよね。
遮断波長(電波が進行できる限界の波長)は
波の数によりますが、その中でも進行できる
最長波長(最低周波数)は、波の数が1個のときで、
その伝送モードを主モードと言います。
主モードでは切断面を覗くと皆さんよくご存知の
λ/2ダイポール電流分布が方形導波管内で
発生しているイメージですかね。
これをモード1ということもあります。
ちなみに1波長で波が2個ではモード2。
1.5波長ではモード3、ってな感じかな。
ま、波が複数であるHmnモードに対しH10とも
言うことがあるし、人によってはTEmnに対し
TE10モードなんてのもあるけど、拙生の周囲では
主モードって使っている人いないかもしれませんね。
いろんな言い方あって解らん。。。という友人の
言い訳は触らずにそっとしておきましょう。www

 もうちょっと余計な解説

電話では導波管と話していましたが、当然これは
方形導波管のお話しです。@念の為
H10やTE10はH波(電気的横波-TE波)においてであり
E波(磁気的横波-TM波)で言えばE10やTM10に
なるのかもしれませんが聞いたことなし。。。

数式で示すと導波路を伝搬することが許されるのは
伝搬方向(Z軸)と垂直方向(X軸)に対し
kt・2d=2qπ
という関係が成立するときのみであり、更にqは
自然数という条件が付加されます。

最低次であるモード1では反射する際の
入射角(θ)が大きくなり、それがθ=π/2を超えると
伝搬不能となってしまいます。
この辺の詳細はSlab導波路などのワード検索で調べ
られますが、拙生はこれらの学術的記述を見るだけで
頭が痛くなるのでほとんどパスです。
一陸特の問題はそこまで難易度は高くありませんし。
じゃあ人に勧めるなって?そのとおりです。。。

拙生的にはベクトル図から伝搬方向での波数が
ゼロとなり数式から管内波長が無限大となってしまうので
あゝ無理なんだな、程度に理解しております。(笑

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