18M5エレ八木組み上げ

明日某所の21と18のアンテナを上げ換えることに
決定したので、本日急遽半日を潰してCD社の
18Mの5エレを組んできました。

員数チェック

員数チェック2

下組1

下組2

バランのリード線やヘアピン加工の際の角度を
決めるためラジエターの給電部分を仮組。

先組することでテーピングが容易になる。

こうやって書いていたらほとんど前にも
書いていたはずなので前と違うことを。(笑

エレメントに関する注意事項は、ブラケットの
センターとエレメントのセンターをきちっと
合わせることです。

八木アンテナの全てのエレメントは平衡で有るべきです。
パターンが乱れたりコモンモードが増加することを
気にしない方はラフでもようでしょう?www
ちなみに締めたボルトナットにマーキングするのは
業務の世界では常識で、アマチュアの工事の時は
やらないのですがつい癖でマークしちゃいました。。。

今回はヘアピンのスペーサーをブーム・ヘアピンと
まとめてテープを5回巻きました。
その上から300mmの結束バンドで締めましたが、横が
膨らむので200mmで絞っています。
相変わらず給電部は鳥避けのおまじないで余長は
そのまま残しています。

下の写真に巻いてあるテープは防水用ではなく
ビニールテープです。
ここをよく勘違いしている方が業者にもいますが、
あくまでビスが抜け落ちないためなので、柔らかい
ブチルテープを巻いただけというのは以ての外。
ブチルの表面をPVCで覆ったエフコならOK?
マシなだけでビスに当たる部分が柔らかいので
やはりビニテがベストなんです。
防水したければビニテの上からエフコです。
適材適所。。。ですね。

ビニテが剥がれないための結束バンドを。

結束バンドはそう長くないうちに切れるのでは?
と言う方もいますが、ピニテが剥がれるのは
殆どが最初の処理が甘いからです。
結束バンドが切れるまでギュッと締めておくと
切れても剥がれにくくなります。
もし結束バンドをケチりたい場合はテープの
巻き終わりをエレメントやブームの上から引き下ろし
横になったところでニッパでカットします。
同じ横でも下から引き上げところでカットすると
剥がれた時に下に落ちてゆく感じで長く剥がれます。
巻き終わりが上ならもっと剥がれちゃいますね。
いざ剥がれたときに最小限で押さえるノウハウです。
最後まで引っ張ってテンションを掛けたまま
カットすると、ビニテは縮まろうとするので
剥がれやすくなるため最後の一巻きは引っ張らずに
軽く巻いてカットした後軍手などで握って巻いてある
方向に回しながら強く押さえておきます。
雨や雪、極寒の日に養生もしないで巻くのは論外です。
養生しない場合は結束バンドでの補強は必須です。

上の写真のように幅広で巻いた場合は当たり前ですが
ビニテの巻き終わりに結束バンドです。
下の写真のようにテープの幅のみで重ね巻きしたときは
幅広の結束バンドでビス頭を押さえちゃいます。

ビニテで押さえるにしてもヘアピンはスペーサーに
はめ込むときにストレスがないよう整形します。
ビニテを巻かない場合はハメ殺しのツメがすぐに
折れるか、折れなくてもヘアピンが外れる可能性が
高いでしょう。

実はこの整形に一番気を使います。。。

3番めにに気を使うのはブームステー。
ここがちゃんと合っていないと吊った時に
ブームがねじれてせっかくエレメントの水平を
合わせたのに並びが崩れてしまいます。

もっと細かいことを言うとブームステーのマスト側に
付けるブラケットとブームの芯とは若干ズレがあり、
単線で(三角吊りでない)吊ると僅かではありますが
マスト側に湾曲します。(気をつけてみると分かる。)
太いブームで芯のズレが大きい場合はブラケットに
スペーサーをカマして芯を合わせることもあります。

腰道具が重たくならないようにステー用のブラケットや
XマウントのUボルトをブームにつけて上げます。

ただしいざという時のために1セットずつ予備は
持って上がります。

これで準備が出来たので明日クランクアップタワーから
21の7エレを叩き下ろして空いたところに鎮座させます。

クレーンの都合と拙生のタイミングが合えば
パンザーマストを完成させ21Mのアンテナを上げれば
ここは一段落となります。

* 補足
2番めに気を使うところを書いていませんでした。
気になるでしょう?ww
勿論各エレメントの並び(水平)です。

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2件のフィードバック

  1. OQQ より:

    >最後まで引っ張ってテンションを掛けたままカットすると、ビニテは縮まろうとするので・・・・・・最後の一巻きは引っ張らずに・・・・軍手などで握って巻いてある方向に回しながら強く押さえておきます。
    うーん、なるほどお・・・プロの技、勉強になります。

    • Qsaku より:

      寒い時は特に念入りにグリグリしておけば
      摩擦熱で着きが良くなりますよ。