2SD2560

3極管アンプのバイアスで、ツェナーをブースト
するのに最近良く使うのが2SC5200というTRです。
VCEO 230V
Ic 15A
Pc 150W
という規格で、本来オーディオ用ですが
fTが30MHzなので、ローバンド用100wのPPアンプ
などでも使えます。
以前使っていた2N3055よりはずっと丈夫です。

さてその2SC5200ですが、バイアス回路でお悩みの
OMに差し上げようとしたら、30個ほど在庫があるはずなのに
またもや物置で捜索願いが発令されました。@イツモノコト。。。
OMにはとりあえず代替品で間に合わせていただき、その後
5200の交換していただく事になりましたが、その捜索中に
見つけたのが2SD5260です。
何かのついでに購入したのだと思いますが記憶が
定かではありません。。。
規格を調べると
VCEO 150V
Ic 15A
Pc 130W
となっていてこれでも十分じゃないですか。
A月で値段を調べるとC5200が200円でD2560は
80円ですから、安さにつられてついで購入したけど
そのまま忘れて放置されていたと思われます。

使えそうなら使ってみたくなるのが人情です。(笑
手持ちの部品で足りるか揃えてみました。

D2560は絶縁シートでケースに密着させ、外部に
ファン付きヒートシンクを奢ります。
ヒートシンクは相変わらずCPUファンの流用です。
5W0.1Ωの酸金抵抗はIg・Ipメータの分流用です。
30KΩ30Wとリレーは受信時にIg・Ipの還流路に入り込み
電流を流さないようにするためのもの。
ツェナDiは4.3Vのものが沢山あるので10シリーズで
ショートしていくことで43V+TRの0.6V≒50Vから4.3V刻みで
調整できるという拙生の常套手段です。
おっと、電流制限用の2〜300Ωが入っていませんでしたね。。。
下側のは回りこみ対策用のバイパスCとケースから
引き出し用の貫通Cで、更に下にあるフェライトビーズは
写真から切れてしまいました。^^;;
後は使用するメータの内部抵抗によりシリーズにする
抵抗を用意します。
内部抵抗50Ωの1mA計をフルスケール1Aにしたいのなら
50Ωの抵抗、2A計なら150Ωってな具合です。

ところでD2560とC5200を並べてみるとかなり大きさが違います。

放熱のことを考えると5200に歩があるのでしょうが、D2560で
やってみて不具合があるなら交換するだけです。
組み上げるのは小1時間くらいでしょうからどこかで
時間を作りましょ。

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