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12.5Ωバラン

クラブ局に在庫してあるアルミパイプを漁っていった
御仁がいましたが、拙生は使いそうにないパイルを
選んでいたので好きにさせておきました。(笑

あれから半年近くたったでしょうか。
10mAM用の3エレ八木がルーフタワーに上がったと
ご連絡をいただきました。
こんなに寒いのにご苦労様なことです。。。

まだ調整等はしておらず上がっただけということですが
マッチングセクション無しでアナライザで測ると、VSWR
最小点で4程度、インピーは13Ω程度とのことでした。
で、ご相談はマッチングセクションはやはりヘアピン?
ならばサイズを計算して欲しいとのことです。
やはりそぉ来るか。。。

八木アンテナはデザイン次第で入力Zが10Ω台になることは
有るのですが、どのようなデザインなのか詳細は尋ねません。
詳細を聞けば関わらずにいられない状況が出来上がって
しまうでしょ。w

で、本当に共振点で13Ωならやり方はいろいろあります。
以前ご紹介した50Ωの同軸をパラレルにして25Ωの伝送路
として電気長λ/4でQマッチセクションに使えば50:12.5Ωで
マッチングします。
遠い昔(1980年代前半)拙生が21MHzの6エレ・7エレ時代に
使っていた方式です。

通常50:12.5Ωと聞くとすぐに思い浮かべるのが巻き数2:1で
Z比が4:1のステップダウントランスでしょう。
それとコモンモードフィルタを組み合わせるのは当たり前過ぎて
これも面白くありません。

しかし今回は違う方法をご提案しました。
パワーは出さない(ノンリニア)とのことなので大げさなものは
いらないのでできることなのですが、50:12.5Ωのリニアバランです。
構造的にはフェライト系トロイダルコアにクインティプル巻になります。

アンテナには5つのコイルのうちの2つを接続し、その中点は
同軸ケーブルの外部導体側と接続することで、E/2:E/2という
電圧のバランスを強制します。
後3つ+アンテナと共用の1つを使って同軸ケーブルに繋込めば
巻数比4:2(2:1)でインピーは4:1で12.5Ωに変換されます。

25ΩQマッチセクションの前にFT-240に巻いてあった一般的な
トリファイラ巻き1:1のリニアバランを改造して作ったこともあります。
十分スペースがあったので細めの同軸ケーブルを巻き込み
配線替えをしただけです。
外部導体で形成されるコイルをアンテナと共用すること。
ポイントはこれだけであります。
バランスは測定上では針1本分違うかな?という気のせいで
片付けられる程度でした。
改造ではなく最初からこのように作るなら、トリファイラに
重ならないように同軸ケーブルを巻き込めると思うのですが、
それで改善されるのかは試していません。
というか測定誤差程度のアンバランスです。

実はナロースペースで位相給電のちょっと面白いアンテナに
使うために計算中のリニアバランであったりします。

注意

低いインピーを扱うので配線材の許容電流や発熱に注意が
必要ですし、またクインティプル巻は太い線材では困難であり
ハイパワー仕様には向かないでしょう。

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