入力回路

一つずつ片付けないと完成品がなかなか
出来ないじゃない?
ってよく言われるのですが究極のナガラ族である拙生は
昔から製作はひとつだけってことはなくって、必ず幾つか
並行してやるんですね。
で、寒い作業場を避けて本日もヌクヌク製作です。w

オーソドックスなπ型の入力回路のお試し

出力側には33・50・75Ωなどの抵抗をぶら下げて固定Cの
増減でそれぞれ調整可能なことを確認しました。
これは軽く使かうつもりですが、気が向いたらフルで
ナンボのもんよってダミーを温める時に大事になります。w
実際のOnAirでやる気は毛頭ありませんが、一応200Wでも
押せるためコア入りボビンじゃ心もとないので裸銅線です。
可変パラメータは2ついるのですが、コイルの伸び縮みでの
可変範囲はあまり期待できないので、両サイドに固定Cを抱かせた
200pFのトリマVCにしてあります。
600pFトリマVCと固定Cで容量をあたってから固定Cを大きなものに
置き換えて、トリマを200pFに交換。
600pFは可変範囲が大きく調整が楽ちんですが、2極の間隔が
広めだとビスの押さえによるテンションが下がり、機械的振動
等により容量が不安定になります。
ある程度テンションがかかった状態の位置でチュニングが
取れることが大切です。

10MHzのバンド幅はたかだか50KHzなのでQが高めの
4程度と考えていましたが、出力側を50Ωで終端した場合
トリマVCの後ろに抱かせた固定Cが940pF(470×2)と調整後に
測った200pFのトリマVCが150pF弱であり、トータル1100pFだと
Q=3.5程度ですがヨシとします。
容量が確定したのでセラコンは1000pFのマイカCに置き換えます。
気が向いたらスズメッキのコイルに昇格するかも。。。


中心周波数でVSWRが1.05になっています。
勿論実装した場合は環境が変わるので微調が必須であり
ここではムキになって追い込む必要はなくこれで十分。
ここまでやっておけば実装段階でも必ず追い込むことができます。
引き伸ばしたコイルは不格好なので1〜2ターン減らしましょ。
とか言いつつこのまま使う公算89%くらい?ww

管球式アンプはいろいろ出来上がっているものもあるので、
切れの良いところで取り付けてしまわないと部品が大きいので
それこそ片付きませんよね。

オマケ

1/19にポストしたMOSFETのアンプ。
友人が目ざとく入力に入っているATTを見つけ両サイドの330Ωは
なんとか分かるけど真ん中は何をパラってるの?と聞いてきました。
51Ωの3パラで17Ωなのでキチリの値ではありませぬ。
実は47Ωを3パラにしようとしたけど、目の前に51Ωがあったので
使ってしまったと言ったら、おお、それでいいんだ。。。って?
先日オヨソで納得した素振りでしたが、実はまだ疑っていたのですね。w

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