今更聞けない@IEEEとWi-Fi

IEEE(アイ・トリプル・イー)があるのにどぉして
Wi-Fiという規格もあるんだろう?
という友人の無線LANに関する素朴な疑問です。

周波数やその区分けとなるチャンネル数や帯域、
2.4GHzにおけるチャンネルの被りなどについては
拙生よりも100倍も詳しい友人ですが、Wi-Fiという
規格ができた経緯までは知らなかったようであります。

The Institute of Electrical
 and Electronics Engineers, Inc
この長ったらしいのが正式名称でIEEEが略称となります。
アメリカに本部のある電気・電子学会で、無線LANの規格は
ここで定められています。

ところが規格を定めるだけで製品の検証はベンダーの
自主管理・自己責任なものですから、無責任を咎められる
こともないため、規格から外れた製品も結構あって、
おなじIEEE802.11bで自社製品同士は通信できても、
同じ規格のはずなのに異なるベンダーの製品ではまったく
通信ができなかったりするのは日常茶飯事でありました。

そこでWi-Fiアライアンス(旧WECA)というという業界団体を作り
相互接続性試験方法の策定や製品の認証を行うことで
Wi-Fi規格に準拠さえしていれば異なるベンダーの製品同士でも
通信が保証されるようになりました。
全世界で見ると加入している会員数は500社くらいだそうです。
ちなみにWi-FiはWireless Fidelityの略称です。

こんなに詳しくは説明しませんでしたが、書くときに
チョチョっと検索して肉付けしてあります。(笑

そう言えば昨年802.11hって2.4G?それとも5GHz?
で、それって早いのかい?って聞かれたことがあります。
一瞬11h?って戸惑いましたが、確かにIEEE802.11のaとか
gはそういった規格ですが、hはそぉではなくてDFSとTPCの
規格だったはずと思い出しお答えしてておきました。

かなりウル覚えのだったので上記の話を終えてから友人に聞くと
そこが得意分野の友人ですから、これでもか!ってくらい
詳細な説明をしてくれました。
結局は同じ5GHz帯を使っている気象観測レーダーや衛星通信との
干渉を避けるために、レーダーの信号を認識したら電波を止めたり
別チャンネルに移ったり、または衛星通信を検知したら出力を
下げるという規格ということです。
せっかく詳細なご教示を頂いたのに随分端折ってでスミマセヌ。(笑
規格名だけでは紛らわしいですよね。

HOME

おすすめ