部品箱と製作意欲

整理し切らないで一つの部品箱に一緒くたに放り込んである
部品の中からフォトカプラを見つけようとピックアップしていたら。。。
似たようなモールドですがSA612ANを何個か見つけました。
フィリップ社に買収されるまではNE612として流通していたもので、
その呼称のほうが馴染みが深いと思います。
こんなの見つけると頭はすぐに”何に使おう?”(笑

最近ポチポチ30mの受信機などと考えているので
これも試してみたら、なんてすぐさま書いてみた
(たまたま横にあった)赤ボールペンの回路図。。。
もちろんスペックで言うと他に1個だけ見つけたCB303M4(DBM)と
J310や2SK125等の組み合わせが良いのに決まっていますが、
SA612はDBMに入力されるRFとOSC用のアンプが内蔵されていて、
以前試した時も9dB程度利得があったので、RFアンプは省略できるし
OSC出力も1〜2dBmで十分だったはずなので、大掛かりにならない
という魅力があります。

2016-11-19-11-10-09

以前整理した水晶振動子でラダー型のフィルタを組めば、
それにあったVXO用の水晶振動子を1個だけ注文すると
後は手持ち部品だけでできちゃいます。
プリミックスだとなんとかなる組み合わせもあるのですが、
まずは簡易的なお試しを考えているのにシンプルにやらないと
コッコやマゴの世話に追われるのなら本末転倒です。

ちなみに回路図でバッテン(不採用)となっているポストアンプですが、
拙生の頭にはミキサの後はローノイズポストアンプ・・が刷り込まれて
いるけど、狭帯域の前で20dBほどアンプるっていかがなものかと。
いつもと違うレベルダイヤグラムになると、とたんに歯切れが
悪くなり、考えこんでしまったりします。

しかし、SA612の後段をすぐにフィルターにしてしまい、フィルター後に
ポストアンプという構成でも10MHzなら行けそうなので、両者を比較
してみなくてはいけないかな・・・なんてすでにこの段階で頭の中は
とっ散らかっているわけです。w

実は送信機も少しずつですがやっていて、先日は大量にある2SC1815で
4パラのアンプをバラックで組んでやると20dBm程度のアウトです。
OSCに出力がもう少しあればまだ出るような感触であります。
悪乗りしてコレを5パラにしてもう2つ組んで、トロイダルコアで
出力合成してみました。
入力ははOSCのみでは足りず2SC1815で4パラでは過多となるので、
4パラからATTを経由して適当に絞った結果31dBmのアウト。
コレ以上入力を上げてもダメで限度のようです。
実用にするためにはLPF等を挿入したりするので約30dBm、
つまりこんなモンでも1Wは出ちゃうんですねぇ。
じゃあ4合成や8合成では・・・
そんなに暇じゃありませぬ!(笑笑

考えたのが昔トップバンドでよく使われたスイッチング用パワーMOS型FET。
10MHzにおける使用条件はトップバンドよりは厳しく、コーナ周波数を
持ち上げるには極力Ciss(入力容量)の小さなものを選定しなくてはいけません。
降伏電圧や許容損失だけに気を取られていると、Ciss2000pF以上あった、
なんてことになりかねません。
さらにメンテ条上安くて入手しやすいものというのも条件です。

まずは簡単に入手という条件からA月で売っているパワーMOS型FETの
スペックを片っ端から調べた結果、拙生的狙い目はTK7Q60Wというやつ。
VDSS600V・ID7A・PD60Wと十分で、Cissは500pFを切ります。
スワッピング抵抗にもよりますが、コーナ周波数は10MHzを遥かに
超えますので、プッシュプルでは5〜60Wははいけるかと踏んでいます。
で出力合成すると・・・いいとこ行けそうです。
単価は60円。(大笑い
いくらぶっ壊しても、たとえ結果的に使い物にならなくてもち〜っとも
惜しくありませぬ。@太っ腹??

電源は45〜50V欲しいので、13.8V30Aの安定化電源から取り出した
トランスを2個シリーズとし、整流後大量に手持ちのある220V680μFを
10パラにしてぶら下げておきます。
これで無負荷時50Vはキープできるでしょう。
トランスを外した安定化電源の整流用ブリッジは、1台が
ぶっ飛んでいて、1台の活きているやつだけで耐圧は多分大丈夫かとは
思いますが、KBPC3510など1000V35Aクラスのブリッジでも@250円程度なので
一緒にA月に注文しておきます。
一次側はパラからシリーズの接続替えで200Vにも対応できます。
24Vも出せるようにしておくと24→12VのDCーDCコンバータ
修理用にも使えそうです。

ということで他に欲しいものも有るのでTK7Q60Wを40個(2400円)
とKBPC3510の注文を入れることにしちゃいました。
そうそう、トロイダルコアのTタイプはアチコチに転がってますが
FTコアを探しておかなきゃね。

2SC1815のヤンガーステージでファイナルはTK7Q60W。
超激安CW送信機計画は果たしてうまく行くでしょうか?

オマケ写真

GU-5Bの還流路に入れるバイアスが、雑な特性表からはなかなか
読めないのですが、30V以上ヘタするとEpによっては50V近く必要?
ってことで、ブーストするデバイスはいつも使う2N3055(100V15A)
あたりでも大丈夫かと思いますが、Esg用にとっておいたTRを奮発します。
2SC2937(500V7A)・・・物持ちイイでしょ。

2016-11-20-00-52-20
  明日に仕上げます。

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