HDD交換とマウント

メインパソの音がちょっと大きくなりました。
耳を近づけるとどぉやらHDDの回転音?
側板を開けてみるとデータを置くHDDでした。
触ると他のHDDより振動がちょっと大きい。。
思えば数年交換していません。

このパソの構成はSSD(sda)を半分こして
ubuntu16.04LTS(sda1)とWindows10(sda2)
のシステムのみインストールし、保存データは
まさに音が大きくなったHDD(sdc)にしていて、
こいつも半分こで、ubuntu用ext4(sdc1)と
Windows用NTFS(sdc2)でフォーマットしています。

現在はWindows10でもext4を扱える仕掛けが
してあるので、全部ext4でも構いませんし、
元々ununtuはNTFSを扱えるので逆に全部が
NTFSでもOKなんですが、以前から引き継ぐ
名残なのですが、得意でないファイルシステムを
扱うと若干のパフォーマンスの低下があるので
全く無意味なことをしているということでは
ありません。

早速HDDを増設して中身をそっくりコピー。
音と振動が大きくなり始めたHDは取り外し
オサラバしていただきました。(笑

WindowsはNTFSを自動的にドライブとして
認識しますが、ubuntuなどunix系ではマウントという
作業をしなければいけません。

拙生の使用環境はGNOMEパネルですが、マウント
されていないHDDも【場所】のプルダウンメニューに
表示され、クリックでマウントされ扱うことが
できるようになります。
何の問題もないように思えますが困ることもあります。

Windowsで言うショートカットアイコンにあたる
ランチャーですが、たとえばよく使うファイルが
置いてあるディレクトリをランチャーから開く場合、
そのファイルがsdcのディレクトリだと、システム
起動直後ではそんなのねぇゾ!?と怒られます。
一度【場所】のプルダウンメニューから開いて
マウントされている場合はランチャーのパスは
有効になります。
それではランチャーのありがた味が目減りしますので、
起動時直後でもマウントされるようにします。

ここから基本講座

/etc/fstab に起動時のマウントを登録します。

記述方法はいくつかあります。

ディバイス名による記述

/dev/sdc /mnt/ext_data default 1 1

UUIDによる記述

UUID=*** /mnt/ext_data ext4 defaults 0 0

***には以下のコマンドで得たUUIDを書き込みます。

sudo blkid /dev/sdc1

(単に sudo blkid とすると、全ディバイスのUUIDが
 表示されます。)

ディバイス名のsdcはHDDの接続順番を変更すると
変わってしまいますので、fstabも書き換えが必要です。
UUIDはディバイスが持つユニークなIDなのでこの
手間が省けます。

GTPパーティションテーブルの場合はPARTUUIDで
指定します。

PARTUUID=*** /mnt/ext_data default 1 1

PARTUUIDもblkidで調べることができます。

LABEL名による記述

LABEL=ubuntu_DATA /mnt/ext_data default 1 1

ラベルは任意名なのでUUIDのように長たらしく
ならないで済みます。(笑
ラベルを設定していない場合は

# e2label /dev/sdc1 ubuntu_DATA

のように設定します。

GTPパーティションテーブルの場合はPARTLABELで
指定します。
これを設定するコマンドって・・・あるかないかも
含めて分かりません。。。^^;;
ま、gdiskでいくらでも設定できますので調べもせず
分からないままになってます。。。

関連コマンド 
lsblk
ls -l /dev/disk/by-uuid 
gdisk

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