VirtualBoxのビデオメモリ

拙生の持ち歩くノートに入っているLinuxディストリビューションに
興味を持ち、拙生同様にVirtualBox(VBox)のゲストOSとして
elementary OS を導入された方がいます。
(ただし彼はホストOSがWindows7で拙生がubuntu14.04LTS)
仮想マシンでとりあえずお試しといったところです。

ところが拙生のノーパソ君を覗きこんで変な顔してます。
ちなみに拙生のVBoxの設定は以下の通りです。

ゲストOS elementary OS 0.2(Luna)
メインメモリ2GB
ビデオメモリ256MB
プロセッサー2
ストレージ 50GB@可変
ネットワーク ブリッジ

vbox2
(画像はノーパソ君のものではないのでプロセッサは8
 となっていますが、ほかは一緒の設定です。)

で、変な顔したのはビデオメモリが256MBとなっていたからです。

通常VBoxをGUIから設定すると、ビデオメモリを増やすために
スライダーを目一杯上げても最大128MBにしかならないのです。
どんなふうにやったらこうなるの???って訊かれましたが
教えてあげな〜いっと。。。嘘です。(笑
実はVBoxはコマンドラインから詳細設定が可能なのです。

ホストOSがubuntu14.04LTSでは以下のコマンドを使います。

% VBoxManage list -l vms

VBoxのすべての設定状況が表示されます。

で、多くの項目が表示されるのでVRAM部分のみ抽出。

% VBoxManage list -l vms | grep VRAM

とすると

VRAM size: 128MB

などと表示されます。
VRAM sizeが2つ出てきた場合はゲストOSが2つ
インストールされているということです。

この128MBを256MBにするにはもうひとつ情報が必要です。

% VBoxManage list -l vms | grep UUID

UUID: d7c4a5f4-1875-4d9e-b856-2297a70de0d1

 注: ゲストOSが複数ある場合はUUIDも複数出てくるので、
    必ず確認してから次に進んで下さい。

それが面倒なかたは -l を付けずに

% VBoxManage list vms

とすると

“Clonezilla32” {3591f8f8-0616-455d-a37f-425f761b8acf}
“Luna” {d7c4a5f4-1875-4d9e-b856-2297a70de0d1}

のようにすべてのゲストOS名とそれに対応するUUIDが表示されます。

UUIDが分かったら以下のコマンドでメモリを増設します。

% VBoxManage modifyvm d7c4a5f4-1875-4d9e-b856-2297a70de0d1 –vram “256”

いつも言っていますがvamの前は【-】が2つ続いています。
このブログのエディタの仕様により【ー】になっちゃうんですね。

動画でも観ない限り128MB以下でも十分だよ。と言ってみましたが
どぉやら拙生がニゴロなのに自分がイチニッパーでは面白くない模様。。(笑

動画に関していえば、ディフォルトで同梱されているWebブラウザは
軽量で快適と評判の【Midori】ですが、拙生の環境では動画サイトを
覗くにはまるでペケですのでFirefoxをインストールしてあります。

ちなみに elementary OS0.2(Luna) とは・・・

ubuntu12.04LTSをベースに軽量化
デスクトップはMacOS風
フォイルマネージャー(FM)に機能満載のMarlin(*)

*  MarlinはディフォルトでOpenAsRootやごみ箱経由を
  ぶっ飛ばしての完全削除、ディレクトリの名前の背景に
  着色できるなど非常に優秀なFMで、一部のubuntuマシーンに
  インストールして使っていましたが、残念ながら開発中止です。
  後継として現在はFilesというFMが使われていて、コンテキスト
  メニューからOpenAsRootは無くなってしまったようです。

パソコンのヘビーユーザーや企業使用ならubuntuでしょうが、
ライトユーザーならelementary OSでも十分でしょう。
もちろんOffice系やドロー系などの必要なソフトは、ソフトウェアセンター
から簡単にインストールすることができます。
WindowsXPが普通に動いていたマシーンならサクサクです。

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