ランレベル3

訂正

7/10の【違和感あり】という投稿にご指摘をいただき
内容を訂正させていただきます。
訂正すべき部分は削除せずにdelしてあります。
コメントと合わせ読みしていただけるとご理解
いただけると思いますが、0.9は変調度で、変調率なら
90%と言うべきというのが、あまりにも少数派になった
ということであります。

参考 少数派のサイト

拙生も学生時代に習って以来、長年上記サイトのような
棲み分けをしておりましたが、変調率が0.9というような
使い方が一般的になって来ていることは承知しておりました。
しかしご指摘後に調べてみると、以前は棲み分けが
出来ていたはずの国試でも、現在は問題中に変調度
50%などというのが出ていることを確認し、変調度も
あやふやになってきているようなので、棲み分けを
外すことにしました。
変調率を90%とうこと自体は間違いではないので、
拙生自身はそう言い続けるでしょうけど、
0.9は間違いであるとすることをやめにします。
              *その逆も。


友電@ほぼ毎日・・・

WindowsXP時代のデュアルコアにメモリ1GBという
マシンでNAS代わりにファイルサーバーを組んだ御仁が、
動きが鈍くどぉにかならんか?とのこと。
XeonのE5ファミリー2687Wあたりに32GBくらいメモリ
積んだら?と言ってみたものの当然一蹴されました。w

非力マシンはCUIが基本

聴けばCentOS7をGUIで使っているのだそうです。
コンピュータはGUIだとグラフィックスに大きな
リソースを消費してしまうので、非力なマシンで
組んだときはCUI(character user interface)
にすべきなのです。
そう、真っ黒な画面に白い文字しか出てこず、
キーボードでひたすらコマンドを叩くアレです。(笑

よく自宅サーバーくらいなら、Windowsお下がりの
非力マシーンで十分と言われますが、それはCUIでの
操作という前提条件が付きます。
CUIに使うグラフィックスのリソースはごく僅かなんです。
CUIではなくGUIにしてしまうと、かなりのリーソースが
グララフィックスに喰われてしまうため、
非力マシーンではパフォーマンスが悪いサーバーに
成り下がってしまいます。
だって、GUIでインストールしちゃったぜ。
とのことですが、そんなの後からどぉにでもなります。

ランレベル3

Linuxには動作モードが8段階あり、それをランレベル
と言い、ここで必要なのはランレベル5の話だけ
なので、それらに限定して書きます。
あ、最後にもちょっとだけ。。。(笑

ランレベルの変更

サーバーは稼働時マルチユーザーモードとなります。
これをGUIで操作するモードがランレベル5です。
マルチユーザーでCUIでの操作はランレベル3になります。
つまり御仁はランレベル5で稼働させているので、
パフォーマンスを改善するためには、ランレベルを
3にすれば良いということです。

# telinit 3

または

# init 3

たったこれだけです。
これで即コンソールのログイン画面になります。
rootでログイン出来る場合はログイン後

# init 5

でGUIに戻ります。

ubuntuサーバーでは管理者権限を持てるユーザー
sudoers が作業しますが、コマンドが

$ sudo telinit 3

になるだけです。

3をディフォルトにする

起動時からランレベル3で使用したいときは、5が
ディフォルトとなっているので、システムを再起動させると
GUIで起動しちゃうので以下の細工をします。

CUIで起動させるためには

/etc/inittab

id:3:initdefault: 

を加筆します。@root権限で
これでランレベル3で起動するようになります。
ここで気をつけるのは0と6は絶対指定しないでください。
0はシステムダウン、6はシステム再起動ですから、
0では起動してもすぐにシャットダウンしてしまいます。
6だとシステムが再起動を繰り返すことになります。

CUIでのサーバー設定やメンテが必須となりますが、
もしGUIでの設定のほうがすごく楽ちんだったり、
他に手立てがなく、チンタラ動作を我慢してでも
GUIアプリをサーバー上で使用したいときなどは、

# telinit 5

または

# init 5

でGUIにして、使い終わったら3に戻せばよいのです。
非力マシンでGUIアプリを使わないのにそのままにして、
ただリソースを食わせているだけにしておくことは
馬鹿げているでしょう。
さらにコンピュータの不具合は、GUIに関するものも
少なくないので、それから避けることにもなります。

最後にランレベル1のお話しを。

ランレベル1は、CUIでしかもシングルユーザー
モードで起動し、主にメンテナンス時に
他のユーザーからのアクセスがあると不都合な
場合に使います。
管理者パスワードを忘れてしまって再設定が
必要なときなどもランレベル1で起動させます。

先程のレベルを誤って0とか6にしてしまった場合や
パスワードを忘れてしまった場合などでは、通常の
ログインからのコマンド上でのレベル変更は不可能です。
そんなときは以下の手順でランレベル1で起動できます。

・サーバー電源ON
・Press any key to enter the menuで ESC を押下
・自分の使用するカーネルを選択して e を押下
・kernel ナンチャラの文字がある行を選択して e を押下
・編集画面になるので末尾にスペースをいれて  single と
 入力し Enter を押下
・b を押下
           * eはedit bはbooot

これでシングルユーザーモードのプロント画面になります。
操作時は他のユーザーが使用できなくなるので時間との
闘いとなります。
でも、すでにroot権限なので何でも出来ちゃいますので
焦って間違わないように気をつけて操作してください。

リモートでターミナルから操作しているなら
サーバーのコンソール画面での操作とほぼ一緒なので
多分大丈夫でしょうけど、マシンスペックを上げる
つもりはなくCUIでの操作が嫌なら、パフ−マンスが
悪いまま使い続けるしかありません。ww

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