お仕事＠某データセンター

こ数日超有名なDC（データセンター）の光ケーブルや
UTP（LAN）ケーブルをゴニョゴニョやってます。
DCは住所とかは公開しないというようなセキュリティ上の
考慮が成されている所ですから、拙生がペラペラ
喋るわけにはいきませんが、ネット上で公開されている
範囲で書いてみます。

このDCに興味を持ったのは電源です。
開設前に実験をしていたの時の報道に興味をもったのですが、
太陽光発電を直流のまま500m引っ張って、低損失とするために
高温超伝導を導入したのです。

太陽光発電で得た電力を売電するためには、
インバーターで交流に変換し、周波数と位相を
合わせなくてはいけませんが、この設備は
売電のためではなく自家設備用です。
コンピュータ類は直流で動くので、特に交流に
変換する必要はないというわけです。

高温超伝導に戻ります。
昔は超電導といえば液体へリュームで限りなく
絶対零度に近い温度まで冷やすことで実現して
いましたが、現在では液体窒素の-196°で超電導を
実現できる物質が見つかっていましたが、
あまり実用化されていないようです。
実験に成功し実用化に漕ぎ着けたこの設備は、
世界の最先端を行く技術と聞いています。

お仕事ではあっちのラックからこっちのラックへ
線を引っ張って機器に接続するだけなので、特に
体感できるようなものではないのですが、昔から
興味があった場所で仕事をしているということは
なんだか感慨深いものがあります。

絶対零度の−273°や液体へリュームの−269°と比較して。。
ということは分かってはいるのですが、凡人の拙生には
-196°が高温って凄い違和感があります。。（笑

他にも北海道の涼しい気候を最大限利用した
年間外気冷房とか風・雪・塩害対策などで、最新
テクノロジー満載であり、時代の先駆けとなる
エコ企業と言えるでしょう。
外気を取り入れる部屋を通る時にはものすごく
寒いです。（笑

取り敢えず今期の工程は来週いっぱいまでです。

　＊　場所が特定される恐れがあるため写真等は
　　　アップしません。