Virtualboxスナップショット

WindowsXPサポート終了時直前に本社・支店・営業所
などのパソをWindows7の更新したクライアント様。
しかし、どぉしても7では動かないアプリがあって
そのためだけに1台だけXPを残したいとのことでした。

アプリはスタンドアローンでも問題なく、
専用プリンタが使えれば良いという条件だったので
ネットワークから切り離した1台を残すことも
考えましたが、全てのパソは古すぎていつ
壊れてもおかしくない状態。。。
LGA478時代のCeleron(シングルコア)に512MBの
メモリではパフォーマンスも最悪です。

そこで7用のCorei5マシーンを余分に1台製作し
ubuntuを入れてVirtualbox上でXPを走らせて、
そこにアプリをインストールすことにしました。

聞けばこのパソはお客様から要求があったらすぐに
使わなくてはいけないので、営業時間中は起動
しっぱなしということなので、ついでに1TBx3の
HDDでRAID5を構築して、ファイルサーバーとして
働くようにしておきました。
ubuntu自体はネットワークに参加していても、
仮想マシーンをネットワークから切り離しておけば
XPはスタンドアローンとして稼働します。
これではネットワークプリンターは使えませんが、
専用プリンタということでUSB接続すれば問題なし。
Webブラウザーなどはubuntuアプリで閲覧すれば、
旧マシーンとは比較にならないくらい快適です。

しかし先日仮想マシーン上XP(アプリ)が急に
パフォーマンスが落ちたとのことで出向いてみました。
調べてみると・・・なんか余計なプロセス(FTP)が。。
FTPが起動してファイルを転送しようとしても、
ネットワーク接続がないため転送できないので、
何度も再送を試みた痕跡が。
不正目的のボットですな、こいつは。。。
スタンドアローンのはずなのにどこから感染した?

更に調べると導入初期にはなかったフリーソフトが。。
聞けばもらったものや本のオマケなどだそうです。
感染源はこのへんか?って調べても始まらないので
これらが必須のものではないことを確認してぶち消しました。

XP単体ならよくやるのが復元ですが、実はこの機能は
Virtualbox自体が持っていて、そちら(スナップショット)
でやるほうが簡単・確実です。
インストール直後など、正常なうちにスナップショットを
作成しておきます。

スナップショット作成
Virtualbox 仮想マシン スナップショットの作成。
 ・複数作成する場合は日付(2016−2−18)のような
  分かりやすいファイル名を付けること。
  (WindowsOSで言う復元ポイント)
 ・インストール後問題なく稼働していれば、
  その時点のスナップショットも作成しておきましょう。
 ・仮想マシーンを起動していなくてもOKです。

スナップショット 読み込み
Virtualboxマネージャ スナップショット 起動
 ・スナップショットが複数作成されている場合は
  1個を選択して起動。

注意 
スナップショットを読み込むと、作成日以降の
インストールや保存ファイル等は全てお逝きなされます。
感染に無関係なことが明白な保存ファイルなどは、外部
メディアなどにキープしておきましょう。

で、拙生自体もスナップショットを使うようなシーンは
数えるほどしかなかったので、多少ドキドキしながらの
作業でしたが無事復旧。
しかし後からインストールしたというファイルを持ち帰り
WindoesOS(XPはすでに無いので7)に入れてみましたが
何ごとも起きていませぬ・・・?
今となっては追求できませんが結果オーライということで。

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