妄想の日
本日のお仕事が月末に変更となり、急に手が空いたので、
久方ぶりに妄想タイムを設けることにしました。笑
妄想のネタとして白羽の矢が立ったのは、
シャックのゲスト用アンテナです。
実はゲスト用アンテナはずっと調子が悪く、
後回しになっていたメンテをやっと重たい腰を
上げてみたものの、調子悪い主原因のほかにも
あちこち痛んでいて、一応タワー上で修復を
試みたものの、作業は困難を極め、無理と判断し
降ろしてしまいました💦
アンテナはオプチビームで、正常に働いてくれれば、
14~28までの5バンドが3ele(28のみ5ele)の
フルサイズなので、25m高でそこそこ飛んでくれては
いましたが、いざ調子が悪くなると日本製と違い
メンテナンス性が著しくよろしくないので、
一応春になったら手を入れて上げようかと思いましたが、
他に良いアンテナはないのかと妄想が始まった
というわけです。(笑
ワンフイードで5バンドフルサイズ。。。Quadか?
14Mまでならメーカー製だけでもXマウントと、
スプレッダーは6ele分ありますが、5BANDにすると
確実に調整が永遠に続くことになるので、せいぜい
3BANDどまりにしようと固く心に誓ってますので
妄想のネタとしてはパスすることにします。
で、各バンドお気軽に出るならLPDAって手もあるなぁ、と。。。。
ゲスト用ですから飛び受けに思い入れもありませぬ。笑笑
とは言えコンテスト時などは、サブアンテナとしても
使用することはありなので、目標を各バンド利得12dBi
F/B15dB以上VSWR2以下で計算開始です。
LPDAの基本は γ= (Ln+1)/Ln = (Xn+1)/Xn です。
γが小さいほどエレメント数が減り小型になりますが、
大きいほど利得もF/Bも取れ、VSWRもよくなります。
一番長いエレメントが12mで、このくらいないと
14Mでガッカリしちゃうでしょう。
次のエレメントとの間隔は1.5mから始めます。
この先、エレメント長もスペースも0.93を掛けて
算出しています。
0.93以下でも働きますが、このアンテナは
共振周波数に近いエレメントが3~4本働く
仕組みですので、あまり値を小さく取ると
働くエレメントが少なくなってしまいますので、
使い物になりません。
計算だけならいくらでも大きも小さくもできますが、
今回採用したのは、非現実的なものではなく、
手持ちの部材で製作作可能で、スペックがある程度
実用になる0.93を採用しました。
各エレメントは位相を反転させて2mmのアルミ線で接続、
エレメントの組み合わせは4種類あり、中心が20φ~30φで、
先っちょは10φで計算しています。
本当は組み合わせエレメントは、単線の計算より
長さを長くしなくてはいけませんが、能書き通り
広帯域であろうと予測して手を加えていません。
さて、基本の公式で計算したエレメント長、および
エレメントスペースをMMANAの放り込んで計算させると・・・
お見事!各バンドVSWRは2以下、良いところは
14Mの1.2なんてのもあります。
24m高のリアルグランドで、各バンド利得は12dBi超え。
F/Bも一番悪い28Mで15dB超え、他は20dB以上で
18Mなんかはとんでもない値が出ています。
なんか、いけるんじゃないですか!?
このアンテナの全体と代表的なパターンを
載っけておきます。
全部で59行の打ち込みでした💦💦
設計さえ間違わなければ上げっぱなし無調整で、
3eleフルサイズ八木程度の性能は引き出せることが
改めて分かりました。
実際に製作するとなると、フロント・バックの
重量バランスが極端に悪いので、お気軽に上げてみるには
長いほうのエレメントはグラスロッドを使用するなどの
工夫が必要となるでしょう。
またブーム長の関係で、28や24Mのスペックが多少
犠牲になっていますが、ブーム長を伸ばせるなら、
給電部側の短いエレメントを1~2本追加すれば、
VSWRなどのスペックが良くなるでしょう。
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なぜLPYAではなくLPDAなのか?
正式名称は巷でよく聞く
ログペリオディックヤギアンテナ
ではなく
ログペリオディックダイポールアレー
だからです。
もも三昧
ももは元気です!
ただしアップした動画では、可愛いからという
人間様のエゴの被り物で、ちょっと不貞腐れて
いますが。。。笑
1日に数回アップするときもある連れ合いインスタグラム
拙生のインスタ ⇒ こちら
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