PHPバージョンアップ

AlmaLinux8のPHPのディフォルトバージョンは
7.2で、AlmaLinux9は8.0になっています。
特にAlma8のPHP7.2は様々なOSSですでに非推奨と
されていますが、では現在リポジトリから
インストールできる中で最新版のPHP8.3を
導入すると、対応していないOSSやプラグインもあり、
その兼ね合いでPHP8.0を採用せざるを得ません。
以下はAlmaLinux8のPHP7.2を8.0にした時の
備忘録となります。

現在のバージョン確認
# php -v

バージョンが7.2であることを確認

インストール可能なバージョンを確認
# dnf module list php

何もしていなければバージョン8.0はないはずです。
ではこれから8.0をインストール・設定していきます。

リポジトリを追加
# dnf install epel-release
# dnf install https://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-8.rpm

メタデータキャッシュを作成

# dnf clean all
# dnf makecache

php7.2のパッケージを削除
# dnf remove php-*

削除されるものをすべてコピペしておく
(新しいバージョンをインストール
         するときに必要)

再度インストール可能なバージョンを確認
# dnf module list php

今度はPHP8.0が含まれているはずです。

リポジトリの指定
# dnf module reset php
# dnf module enable php:remi-8.0

 *環境が可能であれば8.1や8.3も選択できます。

インストール
# dnf -y install php php-cli php-fpm php-devel php-*** ・・・

php-***・・・は削除したときのコピペを参照に列記

PHP.iniの編集

以下はあくまでRAMの使用容量上限やアップロードの
上限サイズの例であり、自身の環境に応じて設定します。
# vim /etc/php.ini

memory_limit = 4G
error_log = /var/log/php_errors.log
post_max_size = 1024M
upload_max_filesize = 1024M
date.timezone = Asia/Tokyo
mbstring.language = Japanese

httpd再起動

# systemctl restart httpd

PHP-FPMは単独で起動させる

# systemctl start php-fpm
# systemctl enable php-fpm

  * FPM = FastCGI Process Manager

おっと、忘れていました。
php-ImageMagicをインストールした場合は
php.iniの末尾にでも

extension=imagick.so

という記述をしておきます。

備忘録としてはこんなもんでしょうか。

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