スリスリ@Vバージョン

アイソレーション

ローバンドのインバーテッドVアンテナ(以降IV)
考案中の友人から質問です。
22mタワーから一方は屋根の上を通って、敷地の隅へ
比較的鈍角に、反対側はそれよりかなり鋭角に張ることで
フルサイズでも何とか敷地内に収まるとか。
バランを製作中らしいのですが、聞けばリニアバラン
ということなので、平衡アンテナの形状とは
程遠いいので、いわゆる巷ではソーターバランと呼ばれる
バイファイラ巻きのチョークを入れておくことを勧めました。

このチョークは強制的にバランスを取るわけではなく、
入出力にアイソレーションを持たせることで、コモンモード
電流を阻止するという原理のため、ある程度満足のいく
ものを作ろうとすると、使用周波数のおけるインピーダンスが
リニアバランより数倍必要となります。

製作したチョークのアイソレーションを知るには、
正規にやると結構面倒なのですが、HFにおいて
簡易的にはアンテナアナライザーと25Ωの酸金抵抗で
知ることができます。
25Ωの抵抗をシリーズにした50Ωを負荷として
チョーク出力につなぎVSWRを測ります。
当然VSWRは1.0となります。
そこで中点をどちらかの出力端子にショートさせると
負荷は25Ωとなり、VSWRは2程度を表示するはずです。

次には中点からワニ口クリップのリード線などで
チョークの入力側のコネクタの外側(編み線側)と
ショートしてみます。
今度はチョークの挿入分だけ、アイソレーションが
取れるのでVSWRが下がります。

高周波なので理屈通りにはいきませんが、手元にある
拙生作のものでやってみると、7MHzでは1.9と1.05という
VSWRになりました。
リターンロスで言うとVSWR1.9は約10dB、1.05は32dBです。
つまり22dB改善されたということです。
実際には1.05ではなく針一本分でしたので、例えば
1.02なら30dBは改善されている計算です。
それがそのままアイソレーションとはなりませんが、
当たらずとも遠からずというやつです。ww

つまり簡易的には中点とチョークのコネクタ(外側)を
ショートして、VSWRに微々たる変化しかなければOK!
ということになります。

ちなみにきちんと作ったリニアバランで、40dBも
アイソレーションが取れていれば、ショートしても
まったく変化はありません。

こんな話で年明けのお休みの貴重な時間を、1時間近く
つぶしてしまいました。💦
どぉせ上げても鋭角なIVじゃ、飛ばねぇ、聞こえねぇ!って
すぐに降ろすはめになると思うんですけどね。www

リターンロス計算

ダウンロード後編集を有効にしてお使いください。

 


もも三昧

 
本年初スリスリのお披露目です。
垂直の壁があったら永遠にやっていそう💦
2度目の散歩はクン活ざんまいでした。(笑

 

 

  

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