やってみるもんだ!
お知らせ
1月に復興支援に行っていた珠洲市に
土地勘のない支援者にとっては、
とても便利なサイトができたので
ご紹介しておきます。
⇒ こちら
コロナのほうは喉が痛くなくなり鼻水も収まって
直ったように見せかけておいて、後遺症なのか
倦怠感がひどく、外せない用事で何とか第2事務所
(=シャック)まで来たものの動きたくないし、
椅子にへばりついていても気力が湧かないので
仕事にならず、本日は前から考えていたことに
確証を得るために実験を少々。
またもやバラン
最近バランをいじっていたのですが、リニアバランでなく
スリーブコアを通しただけのフロート型で十分な平衡度を
得るために、どのくらいの個数が必要なのかはすでに
試していました。
コアの詳細はともかく、8D-FBが入る大き目なコアで
最低10個は必要でした。(画像の上のヤツ)
その時に思っていたのですが、1個くぐすと1巻きですから
コアに余裕があれば同軸ケーブルと一緒にもう1本
線を通しておいて、トリファイラ巻きとしたリニアバランが
できれば、個数は減らせるかもしれない。。。
しかし同軸は通しただけ、線はコアの長さ分だけ折り返し、
コアの外を這うことになります。(上の画像の上のヤツ)
リニアバランとして必要なインダクタンスは稼げても
これで平衡度が得られるのか甚だ疑問と思い、そこで
思考は停止していました。
緊急性はなかったけれど、本日はダメもとで
これをやってみたというわけです。
スリーブコアは8Dと5Dが入るものがありましたが、
実験なので素性も知れていることもあり5Dの方で
やってみました。
インダクタンスが足りる5個のスリーブコアと
5D-FBに1.2mmのリッツ線ですから、うまくいったら
そのままFT-8の1KW程度は使えるかもしてません。
@皮算用💦
結果発表
なんとうまくいっちゃいました。v(^_^
1.8~30MHzまではVSWR1.1以下、平衡度も95%以上。
50MHzでは平衡度はジャスト95%ですがVSWRが1.3です。
もちろんダミーのリード線長などの影響が効いて
いますので、キャンセル用の22pFを入れてみると
1.1以下になってくれました。
これはメーカー製のリニアバランに全く引けを
取らないどころかそれ以上の値ではありませぬか♪
さらに挿入損失も測ってみました。
メーカ製のものはカタログ値が-0.1dBなどとなって
いるようですが、TGもスペアナもNコネですから、
拙生の使っている自作の簡易型接続治具を使うと、
-0.3dBくらいになってしまいます。
で、同じ治具で測定すると、HFで-0.25dB程度、
50MHzで-0.4dB程度でした。
全く問題なく使えそうです。
コアの発熱は5個シリーズなので、耐電力も
問題なさげですが、必要最低数+αにしておけば
安心かと思います。
次回作
8Dで作ってあるフロート型はコアに余裕があるので
線を1本足してリニアバランに改造してみます。
収穫
超大型トロイダルコアでも太い同軸ケーブルを
巻くのはなかなか困難な作業で、特にFBタイプなどの
発泡ポリエチレンをきつくまけば、巻いた後に
芯線が寄っていき、特性が変化する恐れがあります。
細くても高耐電力・低損失などと言われている
テフロン同軸ケーブルも、よくよくスペックを
眺めるとそんなに期待できるものではありませんし
しかも高価です。
10Dでも12Dでも適当なスリーブコアさえあれば
同軸を巻かなくてもリニアバランが可能という
ことが分っただけでも、これは大きな収穫でした。
(エナメル線などのトリファイラ巻きは、
最初から除外しています。)
教訓
なんでもダメと思わずにやってみるもんだ!笑
実験の時は少し元気が出たものの、やはり倦怠感から
ダラダラと時間がかかり、成功した途端またまた
動く気力が失せました。💦
さっさと治ってくれんかなぁ。
もも三昧
連れ合いの鼻づまり声はだいぶ良くなりました。
ももは連れ合いが幼児服をリメイクした夏着で
元気に走り回っています♪
1日に数回アップするときもある連れ合いインスタグラム
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