声を上げる

人様のパソコンをいじっているときに、ブラウザ起動時の
ホームページであった某検索サイトの下の方に
ニュースなどがあり適当に開いてみました。

特にその情報に興味があったわけではなく、ご使用の
サーバーのファイヤーウォールの設定で、表示されない
ページや画像などがあるため、設定変更を施したあとの
チェックであります。

開いたリンク先を一応サラッと確認したところ機能的には
問題はありませんでしたが、記事内容に気になった部分が
あったので書いておきます。

その方は時事問題に詳しい有名作家さんでしたが、
最近複数の芸能人が米国の黒人拘束死亡事件発生後、
SNSで人種差別問題について抗議の発言をされていることは
悪いことではないが、トレンドの人種差別問題のみで、
ウイグルやチベットで行なわれている虐殺や拷問に対して
抗議の声を上げたことがあるのか、
という趣旨のことが書いてありました。

一瞬目にしただけなので本意は定かではありませんが
読み方によっては米国の事件を語るなら、ウイグルや
チベットでの虐殺や拷問を取り上げなくてな駄目でしょ。
みたいなウガッた見方もできる論調でした。
もちろんご本人の発言趣旨が記事の書き方次第で文面と
合致しているとは限りませんが。

人種差別反対の声を上げるのは良いことです。
でも今回の事件に限らず人種差別は世界中にあり、
この事件をきっかけに、例えばチベット族や
ウイグル族で行なわれている虐殺や拷問に対して
などにも目を向けて貰えれば嬉しいな。

などと書くなら納得できますが、悪いことじゃない
という表現は良いことでもないに繋がり、肯定的なようで
実は半分は否定的なのだと思うのです。
作家さんなのでそんなことは百も承知でしょうから
それを意識して半否定的に書いたならちょっと残念です。
時事問題に詳しい人がそれ程詳しくない人に上から目線。。
そんな印象を受けたからです。

拙生もホームページからブログに変更してから時系列に
沿った書き方となり、固定ページに移さない限り、どんどん
過去に流れて行きます。
時事問題に声を上げるSNSも同様ですから、トレンドの
ものに対する投稿が中心になるのは当然です。
それを否定したらSNSのメリットは激減しちゃいます。

トレンドの時事に対し誰でも同列に声を上げられる。
これがSNSの最大のメリットだと思っています。
人種問題の歴史について知らなくても、起きている
事柄の良し悪しはその時点の知識や経験から、誰でも
判断することでしょう。
頭に中で思っていても、そんなに詳しくはないからと
口にしない人が悪いと言っているわけではありません。
どこまで関わるかの判断は本人の自由です。
でもSNSという媒体を通じて、自分の思いを伝えた場合
反対や間違いの指摘など辛口のコメントがつくこともあり、
それでも勇気を持って投稿することは素晴らしいことだと
思います。
投稿するからには自分なりに調べるでしょうし、それから
発展してチベット族やウイグル族にたどり着くかもしれません。

余談ですが。。
時事問題を取り上げて毎日投稿している知人もいますが、
新聞を読まなくなったので、その対応作としてSNSを
始めたら、目論見通りいろいろ調べるようになったとかで、
今じゃまるで評論家さんみたいになっちゃいましたよ。ww

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