廃棄決定の球達

持ち込んだ荷物の片付けは着々と・・・
って言いたいところですが、チェックしながら真空管を
整理しているので、とりあえず他のものは置きっぱに
なっています。^^;;

チェック自体はかなり進みました。
残念ながら駄目っぽな球もだんだん増えてきてます。
殆どがエミッション減ですので復活させる方法はいくつか
思いつきますが、結構な手間ひまをかけて復活させても
結局はもうじき逝かれる運命にあるので、よほど貴重な
球でない限りはポイすることにしています。
ちなみに昔やったゲッタの付着物を火で炙って
蒸発させる方法は一種の掛けなので現在はやりません。

エージングだけで復活するときもあります。
ただしこMT管のエージングは大型送信管と同様に
ヒータのみを長時間点灯させてはいけません。
他の電極に電圧がかかっていないと、放射された電子が
行き場を失った状態でヒータやカソードの周囲に
まとわりつき、表面を劣化させてしまいますので
やっても30分以内にとどめておきます。
長時間のエージングは各電極の電圧を掛けて
行ってください。
球にもよりますが、大型送信管でもフィラメンのみの
エージングは半日程度、それ日以上エージングしたいときは
低くても良いのでプレート電圧を掛けて行います。
小型受信管だと2極結合してプレート(+グリッド)と
カソード間の10V程度掛けておくエージング方法がありますが、
送信管ではやったことはありません。。。

残念ながら廃棄決定となった球達@MT管編

・12AX7 x1 
  現状でギリ使えますがすぐに交換時期がやってきます。
  12AX7は残り5本なんのでなんとかしたかったのですが、 
  使用目的からして代用できる12AZ7や12AU7あたりが
  あるので処分としました。
・12BA6 x2
  トランスレスのラジオからの外し品。
  2本のうち2本とも駄目でした。
  こわれても良いのでヒータに19V掛けてみたら、
  なんとか使えるレベルに。ww
・6BA6 x3
  40本ほどチェックしましたが、この球ほど差が
  大きいものは他にはありませんでした。
  良品のものが多くあるので、ギリは廃棄ということで。
・6J6 x1
  カソード共通の双3極管です。
  VHF用のクリコンMIXerで使うつもりなののですが
  7本のうちの1本が駄目でした。
・12AU6 x1
  あれ?この12AU7ちっちゃくねぇ?
  と思ったら12AU6でした。(笑
  12v球はあまりおしくりませぬ。
・6AU6 x2
  こっちはおしい方の球ですが在庫数が1番多い
  球なので、2本くらいは廃棄しても痛くはありません。
・6AQ8 x1 
   双3極の片方だけ死んでいる。
   片方だけ使えてもねぇ。。。
・3CB6 x1
   合わせると在庫数が2番めに多い3CB6/6CB6ですが
   駄目っぽ球が1本しかなかったのは優秀です。
   おっと、訂正です。
   合わせなくとも6CB6だけで在庫数第2位でありました。
・6DT8 x1
   3本しかないうちの1本で貴重ですし、まだギリ
   規格内ですが、同等品が多数あるので廃棄とします。

いまのところこんなもんです。

6AQ5をチェックしていたときやけに元気な球があり
よく見ると5AQ5でありました。
ヒータ電圧を規定より1V以上高く掛けたのですから
元気が良くて当たり前。。。とういうオチでした。w

製作途中の物ももちこんであるので片付けが
終わらないと製作が再開しませぬ。。。

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