ピン磨きは必須

昨日の続き

せっかく多段の部品ケースに整理して仕舞うので
以前にやったあと長い時間が経過している6CB6等も含めて、
すべての球のチェックを行い、駄目っぽのやつは
思い切って廃棄してしまうことにしました。
ナニかの作業の合間とか、暇を見つけてやっていますが、
完了したのは6BA6/12BA6・6BZ6/3BZ6・6JH6・6DK6で
現在は6AK5に手を付けたところで止まっています。
先は長いので気長にやります。

ピン磨きは必須@長期保存球

測定器にかける前に球のピンに洗浄剤をかけてから
樹脂製のブラシで擦って汚れを落としますが、落としきれて
おらず残った汚れで接触が悪いと、球本来のスペックの
測定値にならず、必ず悪く表示されます。
なので、駄目っぽ球と思っても、再度ピンを磨いて試すと
まともな球であることも多々あります。
2〜3度やって改善しないならそこで初めて廃棄決定となります。
磨かないとヒーターが灯らないことすらありますよ。

友が拙宅ジャンク箱から駄目になった6AQ8の交換用を
漁っていって、9R59Dに挿したら全く動かないと
突っ返されたことがありました。
拙生 ピン磨いて挿した?
漁友 未使用だもの、そのまま挿したよ。
拙生 駄目じゃん。。。
箱入り未使用でも真空パック保存でもない限り、長時間の
放置プレーはピンの表面が酸化し劣化します。
ということで磨いて再度試させたらバリバリ動いた、
といったこともありました。

MT管は挿しシロが浅く、中央がへそで出っ張っている
ソケットなどでは、球がグラつき非常に不安定です。
拙生が極力バネ付きシールドケースを使うのは、球を上から
押さえ込んで固定するためです。

バネ付きシールドケースを使わない場合は、
球の座りが良いソケットを選択しますが、更に
ソケットの受けと接触が良好になるように、ラジペンで
ピンをほんの僅か外側に曲げておきます。
やり過ぎはいけませんよ。w

高1中2などで利得に余裕が7ない場合、6,3Vのヒーター電圧が
ピンの接触不良で6Vまで下がったら、gmにどれだけ影響を
与えるか分かっている方は、中古球のピン磨きを面倒だなどと
決して言わないでしょう。

もちろんピンだけでなくソケットの受け側も同様です。
ピンをくわえ込むバネが弱く、なんの抵抗もなく球が
スルッとさ挿さるものは論外です。
ピンとの接触面はアルコールをつけて、駄目っぽの
球を使って抜き挿しすることで汚れを取ります。
注意することは駄目っぽの球はピンが変形していない
ものを使うことです。
最後にコンプレッサでプシュ〜しておきます。

いくら金メッキしてあっても長時間放置した際は
必ずやりましょうね。

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