真空管QRP送信機
昨日の続きです。
10MHzCW送信機で現在組んであるものは、ユニット
としては使えません。
いろいろな球でお試しするために、有り合わせの大きな使用済みの
穴あきシャーシを流用している時点でアウトですね。(笑
現時点でで乗っかっているのは、2SK192のVXO基板、6BX6ドライブ
-12DQ6(ファイナル)の構成(しょっちゅう変わる)ですが、
6BX6でキーイングすると少々チャピリ気味で、稀にVXOの
発振が止まってしまうときがあるため、現在は12DQ6での
カソードキーイングです。
で、今度はキークリックが。。。しかも12〜13Wは出ちゃいます。
実用化の予定はないのでそのままになってます。
シャーシ構造は別として回路的に実用化するなら、2SK192と
球(ドライバ)の間にもう1段バッファを入れれば改善
するでしょう。
球のVXOにするなら6CB6や6DK6、12BY7Aあたりを軽く使った
ドライバー段でキーイング、ファイナルは水平出力管の
手持ちで選ぶなら12DQ6では大きいので、一回り小さな
12BQ6あたりが候補になるでしょう。
12BQ6でもPd11Wとまだ大きいので、プレートやSG電圧を
下げなければなりません。
もちろん6146などの送信管もゴロゴロしてますが、5Wなら
小さ目の2E26あたりか?
MIXer6U8・DriveKeying12BY7A ファイナルはどれにしましょ。
トランシーブ操作なら6U8や6BL6でVFOとBFOをミキシング
しますが、6M-HH3や6J6などのカソード共通双3極管
あたりでも面白いと思います。
後は同じ構成で良いかな。
BFOはXtalフィルターの中心周波数と同じ周波数の発振子を
使っていて、送信のときはそのままの周波数で、受信のときは
VXOにして受信トーン分だけ周波数を下げるので、1個の
発振子でOKです。
5〜10W程度のCWモノバンダーで、一度調整したらそれ以上
いじらないと決め込めば、受信機感覚で製作できちゃいますね。
ファイナルのシールドケース用メッシュ板は必要ですが、
両面基板方式だと製作時間は半減できます。
あ、忘れていました。
中和が必要な場合を考えて構造を決定しましょう。
ドライバーの12BY7Aなどは入出力とも下側なので
配線は楽ですが、ミゼットVC等の調整は上または
横からできるようにしておかなくてはいけません。
ファイナルは入力はソケットより下、プレートが上が
通常なので貫通端子が必要です。
中和はいらないと思っても、動作不安定などで後から
付けたくなる場合も想定し、貫通端子は予め用意しておく
ほうが無難で、要らなきゃ使わないだけですから
。
蛇足ですが、ミゼットVCなどの耐圧が低い場合は、
シリーズに固定Cを抱かせ掛かる電圧を分圧します。
中和用VCはロータ・ステータ共にグランドから浮くので、
抱かせる固定Cをプレート側に付けることで、調整用
ドライバーの先などが直接プレート(B電圧)に触れる
ことを避けることができます。
と言っても分圧された電圧はちゃんと掛かっているので
取扱要注意にはかわりありません。
さて、使う使わないは後ほど考えるとして、とりあえず
送信ユニットを作っちゃいますか。(笑
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