長〜い言い訳。。

某所で昨日のダイヤグラムを回路図に起こしていたら
覗き込んだ人が、ピン番号書いてるけどそんなの
頭に入ってるんじゃないの?と、
とっても痛いところを突かれました。。^^;;

自作=真空管時代は使用するものについてはすべて
頭に入っていた。。。というか、ピン番号を含め
回路全体を頭に叩き込んでから製作に入った
ものですが、最近は大きな真空管しか触らないので
忘れている部分があります。
実は覚えているピン番号も一応回路図に書き込んで
いるのですが、覗き込んだ人から見れば
なんだピン番号もわからないのか。。。と思われて
しまったに違いありません。^^;;
で、これから長い言い訳をしますね。ww

例えば。。。
7ピンのMT管でRFに使う6BZ6とIFに使う6BA6では、
ピン番号が違います。
ほぼ一緒ですがサプレッサGとカソードは逆なんです。

サプレッサGとカソードを共通にする(2番7番をジャンパ
する)方には関係のない話なのですが、サプレッサGを
グランドに落とすことが多い拙生にとっては大問題。w
もし6BZ6を6BA6に差し替えしたとすれば、アンプなら
カソードががグランドに直に落ちてしまい、カソード抵抗や
パスCがサプレッサGに接続されてしまうからです。
拙生は発振部でも共通にはしませんので同様です。
アンプならまだしも回路によっては発振部は
発振しなくなっちゃいます。

これらの球は流石によく使ったので覚えてます。
2番がカソード・7番がサプレッサGなのは
6BZ6・6CB6・6DK6などとか、
2番がサプレッサGで7番がカソードなのは
6BA6・6BD6・6AU6・6AK5など。

じゃあ、複合管は。。。

双3極管の12AX7・12AU7・12AT7も使用目的によっては
差し替えもOKです。
 *Gmやf特など違いますがピン番号とヒータ消費が
  一緒だけということで、一応12AX7はオーディオ用
  12AT7はRFまでOKです。
ピン番号だけなら12BH7も一緒ですが、ヒータ電流は
2倍流れるので要注意です。
このへんまでは自信があります。w

9ピンの6U8と6BL8の差し替えがきくのは分かってます。
でも同じ5極3極管でも6BM8は全く違います。
しかしよく使う6BM8のピン番号は分かっても、異なる
ピン番号であることのみ覚えている6AW8あたりは
もうあやふやなのですよ。
あまり使わない球のピン番号を回路図に落としておく。。。
これは誰でもそぉですよね。

前振りはここまででやっと言い訳です。

覗き込まれていて思い出したことです。
オーディオのパワー管である6AR5ってGmが低くて
効率が悪く、本当に初期のころしか使わずに
6AQ5とか6BM8を使うようになったのですが、
友人の製作した受信機の6AQ5が逝かれて、
とりあえず拙生が不要になった6AR5を持ってゆき、
差し替えてみたけどスピーカから音が出ないので
もう1本よこせといわれ、念の為に使用受信機の
6AQ5と差し替えて音が出ることを確認したモノを
持参したということが半世紀以上前にありました。
ところが差し替えてもやっぱり音が出てこないのです。。。

何日も2人でシャーシ裏を覗き込みやっと見つけたのは
入力が7番ピンになっていたことです。
6AQ5のコントロールGは1番と7番ピンが内部でジャンパ
されているため、どちらかに入力しても大丈夫ですが、
6AR5は1番ピンのみが接続されていて、7番ピンはNC・・
ノーコンタクト・・つまりどこにも繋がっていないんです。

拙生の作った無線機は1番ピンに入力していたため、
AFのゲインと最大音量が下がった以外は、差し替えても
なんの問題もなく鳴りましたが、これでは鳴るわけが
ありませんよね。w
その時にはすっかり使わなくなった6AR5のピン番号の
落とし穴なんて、とっくに頭からぶっ飛んでいたのです。

以降、製作時の事前作業である回路図とピン番号を頭に
叩き込むときは、必ずピン番号を確認し回路図に反映
させる習慣が付いているのです。
ということはこの習慣って・・・
半世紀以上続いているってことですよね。w

ふぅ〜。。言い訳も疲れます。。。

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