楽しい玩具に変身!?

昭和48年製のフジソク終端型電力計です。
誰もいらないというのでいただいておきました。

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周波数範囲 70〜72MHz
最大電力 5W
定格電力 3W
と刻印されており、フルスケール5Wのメーターリングなので、
皆さん使いみちネェーってことなのでしょうね。

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ところが・・・拙生は知っています。
周波数範囲 70〜72MHzとあるのはこの周波数範囲で校正していて、
他の周波数では電力測定値の精度が保証されないだけで、
ダミーとしてはなんと1.8〜430MHzまで反射はほぼ立たず、
極めて優秀なのですよ。
電力表示もHF〜144MHzあたりでは他の電力計と比較しても精度は
問題ないように見えます。

電力計としてはQRP送信機やヤンがステージの調整、
またダミーとしてフィルター類などの製作や測定の際に必要な
終端などに十分使えるわけです。
もちろんソレ用の小型のダミーや電力計はは幾つか持っていますが、
十分使いみちがあるのに皆いらネェーって言うので、
皆知らないんだなぁってほくそ笑むために持ち帰りました。ww
根性わるいって?^^;;
イエイエ、持ち帰ったからには有効に使います。(笑

多分70MHz帯1〜3Wの無線テレメータ用に作られた電力計なので
そのような刻印をしているだけなんでしょうけど、中身は150・
400MHz帯あたりの25Wの業務機用を流用したと思われます。

注意しなくてはいけないのは空気穴から5Wの終端抵抗が8本パラ
接続されているのが見えるので、トータル40W、一時的なら50Wまでは
大丈夫だろうと電力を突っ込んじゃうと、終端抵抗は保っても、
メーターを勢い良く振り切らせて壊しちゃいますので、ダミーのみで
使いたいときはメータ回路にSWを付けるか、配線を外してしまわなくては
いけません。

手を加えるために開けたなら、ついでに小型のブックFANでも
おごってやればHF〜144MHz帯で50WCW・100WPEP程度のダミーとして
十分使えるようになるでしょう。
更にメータ回路を切り離さずに、調整の効く分流器を付加して、
周波数帯ごとに正確な電力計と比較して校正表を作っておけば
もう完璧です!

ほら、楽しい玩具に変身しそうでしょう?ww

ショップ店主からまたもやLPFを2個持っていって良い
と言われましたが、見ると2mまで使えるLPFじゃありませんか。
拙生は2mのものはいらないけど結構需要が多く価値モノです。
置いておけば結構な金額で売れるので、2mであることを
お伝えして辞退いたしました。
いただいておいてオークションに出品すれば。。。。?
って誰ですかそんなこと言ってるのは。w
昨日も書きましたが拙生は出品しない人なんです。

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