B&Wはいかがなものよ?
ローカル局からB&Wなんかよく使うな、って言われちゃいました。
はいはい、言いたいことは分かりますよ。
国産から比べるとツクリはかなりチャチっぽくて、しかも通過領域に
暴れがあり、チョン付の芋ハンダが外れたり、キャパシタにしている
円盤の絶縁がぶっ飛んだり・・・よ〜く知ってますってば。(笑
じゃあナンデそんなん使うのかって?
コイツは調整や補強が容易なんですね。
ちゃっちいツクリなので簡単にケースをバラせて、なんの障害物も
なしではんだ付けができちゃいます。(笑
FL-6は6mでしか使わないので、使用する周波数で調整しちゃいます。
円盤の間隔で容量を調整すると振動に弱くなるので、コイルを伸び縮み
させて調整します。
もちろんコイルの脚にテンションがかかるので、大概の場合は調整中に
ハンダ付けがポロと逝っちゃうので、終了後はハンダ付けをし直します。
拙生の場合は念を入れて一度ハンダを吸い取ってしまい、細い銅線を
からげて固定してからの半田あげです。
簡単に書きましたが、VSWRのヌル点はシールドケースを被せると
どっかに飛んでしまうので、どこに飛ぶのか知っておく必要があり
調整には慣れが必要です。
いじった後は一応カットオフからの上の減衰量に影響がないか
確認しますが、この程度のいじり方では神経質にならなくてもOKです。
FL-10は・・・これも同様に補強し、使う周波数で調整ですね。
数バンドで使いたいのであっちをいじったらこっちがぁぁぁぁ・・・
って、今から想像がついちゃいます。。。
トラジェネが強い味方になってくれるでしょう。
更にケースがバカ穴になってネジが締め切らないなどは日常茶飯時
なので、銅やアルミテープなどでシールド補強が必要です。
調整にはある程度の測定環境と慣れが必要なので、入手してそのまま
使いたいのならこの手のLPFは決しておすすめできるものではありません。
調整時ハンダゴテに火を入れたついでに改造したバランです。
撤去品が4個ほど溜まっっていたのでBL4KとCB-CF3K2個は使えることを
確認していたのですがもう1個はCB-5M2K。
バンザイアンテナなんかについている5〜30MHzまでのやつですよね。
以前にこのバラン、何故かアンテナ端子を50Ωで終端してもアンテナ
アナライザーではVSWRが高かったことで、ばらしてみると
アンテナ端子にパラに入っているL分が悪戯していました。
実際にパワーを出すと大丈夫ということですが、アナライザーの
出力では正確に測定できない模様。
これってなくても大丈夫じゃない?ってぶっちぎってみると・・・
見事アンテナアナライザーでも反射は見えなくなりました。
それも1.8〜50MHz帯まで。
以降この手のバランをとっておくときは、パラのLをぶっちぎるのが
儀式となりました。w
線が細い。。。本当に2KWPEP?
もちろんVSWRがよく見えるようになっただけの話で、巻数からして
ローバンドではアイソレーションが取れないでしょうからリニアバラン
としてのスペックは良いはずがありません。
7や10MのワイヤーDPなどに使用するのに、アナライザーで調整できる
ようになるということであります。
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