GUIでのroot権限

rootでのログイン

ubuntuを使っている友人は、rootの
パスワードを設定しているとのことです。

ubuntuのセキュリティポリシーはでは
root権限を持つことができるユーザーを限定し
そのユーザーがログイン後root権限が必要な
作業を行う場合、その都度sudoコマンドを使って
行うのが一般的です。

あるパッケージのインストール例

$ sudo apt install パッケージ名

の如くですが、その際にrootではなくユーザー
パスワードが求められるため、rootのパスワードは
必要ないということです。

ただコマンドでの作業ではなくGUIアプリでroot権限を
得たいときは、gksudoというコマンドを使いましたが
何年か前からこれがなくなってしまいました。
当然現在使用中の18.04LTSにもありません。

それに悲観した(笑)友人は頭を絞ってroot権限で
編集する設定ファイルなどをキャラクタべース
(コマンド)ではなくグラフィックベースの
テキストエディタで編集できるようrootに
パスワードを設定し、rootでログインすることを
思い立ったということです。

一度rootでログインしちゃうと何でもありの
状態なので、当然セキュリティ的には脆弱です。

ではどぉする?

設定は端末上で行うのでめったにやりませんが、
どぉしてもGUIアプリをroot権限で編集したい
ときなどは以下のようにやっています。

まずroot権限を持てるユーザーでログインします。
ubuntuインストール時に作成したユーザーは予め
この権限を持つことが許されていますから、改めて
設定することはありません。
設定したい設定ファイルのディレクトリ(フォルダ)を
開いた後、Ctrl+Lを叩きます。
するとフルパスを入力できるようになるので、パスの頭に
admin://を付加しEnterを叩きます。
etcのディレクトリでCTRL+Lを叩くとすでに/etc/が
表示されているのでadmin://を付加すると
admin:///etc/ になります。
admin://etc/ ではありませんので要注意です。
そこの表示される設定ファイルをクリックで開くと
読み取り専用ではなく設定可能になっています。

他にも方法はある

端末に
gedit admin:///etc/fstab
というコマンドを打てばユーザーパスワードで
geditが起動しfstabの編集が可能です。

このように同様の結果がもたらされる方法は
複数ある場合が殆どですがあ、いくつも覚える必要は
全くなく、どれか一つを覚えていれば不便はありません。
上記の場合応用が多様であるCtrl+Lを覚えて
おくことをお薦めします。

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