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2位じゃダメなんです。

本日は朝から雨でしたが昼にはやみました。
気温は高くないもののやはりムシムシでした。
お昼に何人かで休憩しているとき、相変わらずの
隣国関連でNANDメモリーやGUPの話になって、
その流れでスパコンって何に使ってるんだろう
という話題になりました。(スパコンはCPUより
早いGPUを使う。)
軍事だの医療だの気象といろいろ挙げられましたが
時間切れで他の話は途中でストップ。
ちょっと消化不良気味なので憂さ晴らしに書きます。(笑

トップ500

スパコンを語るときトップ500という言葉があります。
演算速度を競うランキングですが、はっきり言ってこれは
大国の物量作戦にはかないません。
世界最速だった京は15年前に世界最速を明け渡し、
記憶では今や100位をキープするのが危ういほど
順位は下がっています。
それほど技術先進国の進歩・競争は凄まじいのです。

実は演算速度だけを求めるには決してスマートとは
言えませんが、物量作戦の力技でやればそんなに
難しいことではありません。
例えば数年前に世界一になった中国のスパコンは、
海外メーカのプロセッサなど多くの海外部品から
作られたものを数多く並べ並列処理させただけのものです。
京のようにすべてが純国産である必要は全くありません。

しかしここで問題になるのが物理的規模や消費電力。
特に消費電力はクーリングが空冷である京の場合
自家発電用のガス料金は1日700万円もかかります。
年間では25億5500万円。。。^^;;

現在京の100倍程度の演算速度を持つスパコン
(エクサスケールコンピューティング)の開発に
先進国が躍起になっていますが、単純に京を100個
並べたものだと原発が必要と言われています。w
名目上は世界一でも実用的には難があるとしか
言いようがありません。


グリーン500

実はトップ500から派生したランキングでグリーン
500というのがあります。
これは演算速度を消費電力で割った数値で競うもので
これこそ実用に即し、ランニングコストも睨んだ
スパコンの未来像であると拙生は思っています。

その中で世界一となった理研の菖蒲という
スパコンは、世界2位の高エネルギー加速器
研究機構(日本)の睡蓮の1/2程度の数値で
あり、3位のPEZY Computing(日本)のさくら
の1/3程度となります。
目まぐるしく変わる順位の中で菖蒲は2017年から
世界一を明け渡していないことが驚きです。
このシステム、元になるユニットは完成品だったにせよ
工事開始後あーだこーだ試行錯誤しながらもわずか
1ヶ月で完成させたそうですからそちらのほうが
驚きですよね。(@_@;;

実際の演算速度は京の1/4程度しかないようですが
非常に小型でこのシステムを4個(単体では20個)
並べれば京に匹敵するスパコンとなります。
で、1Wあたりの演算速度は京の8.4倍のようです。
400個並べれば京の100倍を達成・・・?
そう簡単にははいかないようですね。(笑
速度だけ競うのなら可能でしょうが、実用に
即しているかがエクサスケールコンピューティングの
基本だと理研の開発者がおっしゃっていました。@納得

なぜ小型なのか。
それはフッカ炭素という全く電気を通さない不活性な液体に
電源を含めるすべての基板を浸してしまうという非常に
画期的な構造からくるもので、写真で見る限り
高さが1mちょっと、幅・奥行きは1m以下くらいのと
思われる容器にぎっしり基板が詰まっていて、その容器が
5個並んでいるというこれがスパコン?と思うほど
実にこじんまりしたシウテムです。
ま、液体が入っているので重さは1セット1トン、5セット
ですから5トンありますが。。。
原発の炉心における冷却技術の応用もあるようです。
菖蒲と同じスペックを空冷でやると物理的に数10倍の
大きさなるということです。

話は戻って・・・

どおやらエクサスケールコンピューティングの開発は
このフッカ炭素による冷却が主流になるようですが、
話は本当にエクサスケールなんて必要なんだろうか。
という昼休みの話題に戻ります。
現在のスパコンでも時間をかけると計算ができることは
山ほどありますが、気象情報や地震情報など、緊急性の
あるものに対して時間がかかるのでは意味はありません。
また遺伝子分析による新薬の計算などが画期的に縮小
されれば、近い将来治らなかった病気も治る可能性や
アンチエージングの方法も見いだせるかも。。。
拙生大好きな宇宙の解明なんかも100年先に計算結果が
出るのでは拙生にとってはなんの意味もなく、それが
1年に短縮されるなら超ハピです♪。
エクサスケールコンピューティングによって世の中の
すべてのものに恩恵が与えられると言っても過言で
ない気がしています。

ただ懸念されるのは軍事目的で、短時間での暗号の解読
程度ならまだよいのですが、今後の新しい戦争の形となる
サイバー攻撃において、自己進化型のマルウェア開発などが
進めば、ITインフラが進んでいる国にこそ脅威となります。
原爆の制御を乗っ取られてしまうとか、原爆を持たない
日本でも原発を乗っ取られれば原爆を所有している
こととほぼ同意になってしまう訳です。
インフラを混乱に貶めることはもちろん、ミスリードを
引き出す情報の操作や盗み聞きなども容易です。
だからこそ先進国はこぞってスパコンの開発に熱を
入れているのであり、サイバーテロや攻撃に備える
防衛力を強化することが必須であり、日本も2位で
ダメなんですかなんて悠長なことは言ってられません。
1位を目指す勢いがなければトップ500の上位にすら
ランクインできないでしょう。
日本は攻撃しても無駄、と思わせるようなサイバーテロに
対抗できる国として、全世界に認知されることが重要な
時代に突入しているのです。

結論

2位じゃダメなんです!@古いネタ。。。^^;;

語り尽くした感あり・・・ちょっとスッキリ。www

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