ProばーさすHome

先日のエントリを見た友人が、Windows7のままに
なっているパソコンが2台あって放置状態なので、
10にアップグレードしようと思い、ヤフオクで
プロダクトキーを探したところ、殆どがProで
Homeが極端に少なかったそうです。
で、proとHomeに違いってなんや?ときました。
う〜ん、Windowsは苦手って言ってるのに
最近こういうの多いです。^^;;
一応特別なことをしない個人使用では、そんなに
違いはないぜ、と言っておきましたが、
そのへんについてサラッと書いておきます。

まずは・・・

・クリーンインストールではなくアップグレードの場合
 7で認証受けていれば10へのアップグレードで
 プロダクトキーは必要ないって書かなかったっけ??
・蛇足ですが10へのアップグレードはセキュリティソフトを
 外しておくこととMS・Officeに不具合が発生することが
 あるので修復する必要があるかも。

で、本題のHomeとProの違いですが。。。

ProにあってHomeにない拡張性

・M/Bが対応していればデュアルCPUが可能なことと
・64bit版の最大メモリが2TB(Homeは128GB)
    (32bit版の最大メモリは両者とも4GB)
くらいじゃないでしょうか。

*ちょいと解説

2コア4スレッドが下位バージョンで4コア8スレやら
6コア12スレのCPUが当たり前になってきたので、
通常のデスクトップ使用でのデュアルCPUは必要ないでしょ。
サーバーなど特殊用途で対応M/Bも簡単に入手はできません。

最大メモリが2TBですが。。
Windows8ProやEnterpriseが512GBまでだったことを
考えると、ハイエンドなサーバー並になったとも
言えますが、2TBなんてメモリを扱うのは特殊用途であり、
最大メモリの上限はOSの縛りだけではないのでこちらも
対応したM/Bなどが必要になります。
通常では16とか32GB、多くてもせいぜい64GBくらいで、
128GBですらサーバー以外で積んでいるのを拙生は
見たことがありません。
つまり拡張性だけ見るとProのご利益は少なそうです。

機能的には

ProにはHomeにない多くの機能があるのですが、
殆どが企業などの組織で使用の際に有効なものが多く、
個人使用で必要な機能は多くはないでしょう。

HomeにはなくProにある主な機能

リモートデスクトップー別の場所からの遠隔操作
BitLockerー保存データの暗号化
Hyper-Vーバチャルサーバー
グループポリシーー設定やユーザーなどを一元管理
ドメイン参加 –ドメインに参加したパソの設定や管理

もっとたくさんありますがどんどん組織向け機能と
なってきて個人使用から遠ざかります。

共有パソ構成
ビジネス向け Windows Update
ビジネス向け Windows ストア
Enterprise State Roaming と
   Azure Active Directory
キオスクモード
動的プロビジョニング
テスト受験

せいぜい異なるOSをWindows10の中で起動させたいときの
バチャルサーバー・遠隔操作したいときのリモート
デスクトップ・持ち歩くことがあるノーパソくんには
BitLockerでセキュリティを確保。。こんなとこかな。
これらが必須と思うならProが必要になります。
拙生的にはLinux Terminal Server Project(LTSP)に
匹敵するであろう共有パソ構成は、技術的に興味は
ありますが。。。通常は必要ありませんよね。
 LTSP ー サーバー・シンクライアントのアレです。

結論
ま、HomeにあってProにないものはないはずなので
高いお金を出してパッケージ版を新たに購入するとか
でなければProを入れておいて損はありません。
ちなみに拙宅は義理母様のみHomeですが、
拙生と連れ合いの6台(予備含む)は全てProです。

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