今度は電解Cにやられた・・・

バイアス回路を組み上げに作業場に寄りました。

電解Cよ、お前もか・・・

安定化電源で再確認すると上手く動いています。
ところがアンプに組み込むとリレーが動かない。
24V系のアンテナ切り替えはちゃんとメークしますが
12V系は全く動かず、電源の電圧は12.6V出ているのに
プレスを掛けるとほとんど電圧が無くなります。


調べた結果平滑用電解Cの不良でした。
昨日まで不良はなかったので疑いもしなかったのですが
色々やってみてもうこれしかないと電解Cを交換したら
あっさり直ってしまいました。。。
最初っからサラピン使え!ですよね。^^;;
昨日からコンナンばっかり・・・もう嫌だぁ!
と言っても始まりませんので、ばらばらにしたリレー用
電源とバイアスユニットを所定の位置にセットし
いよいよプレート電圧5KVでエージングです。

5KVぶち込み

半分の電圧を掛けるために仮配線してあった100Vを
トランスの1次側から外し200Vをつなぎ込みON。


メータのちょうど半分が5000Vです。

アイドリング400mAでエージング

しばらく経っても大丈夫そうなのでプレスしてみる。
予定の400mAです。(IPメータはフルスケール2A)


ツェナDiは5.1Vx8なので40.8Vですが、ブースト
用のTRで0.7V程度プラスされるので、バイアス電圧は
41.5V前後、その時のプレート電圧は4870V(高圧用
電圧計で測定)でした。
GS-35BやGU-5Bのバイアスは高めなのです。

とりあえずエージングのために400mA流しましたが、
5000Vならアイドリングは200mAくらいで
良いかなぁ。。。などと考えています。
このままだとタップ変更で最終予定の5600Vなら
500mA位流れPdを超えちゃいそうですから。
5600Vで250mAなら1400W全損失。
GU-5BはPd2.5KWだからこれでも多めかな。
順方向に整流Diを入れ微調整できるように、
作業のしやすいところに配線を持ってきているので、
そこを割って適当数入れバイアス電圧を
増やしてやるだけです。

400mAのアイドリングを10分ほど流してみましたが
2KW全損失にもかかわらず、ブロアと吸い出しFANが
効いてかケースの天板はさほど熱くはなりません。
流石にブリーダ抵抗には116W(1個では13W)の
電力消費なので2階建てFANでも結構熱くなります。

パチっ・・・は嫌

いろいろありましたがいよいよパワー計を繋ぐ段階に
近づきました。
ただし5000V掛けた状態で1度だけパチっと火花が
飛んだような音がした気がします。
その後何事も起きないので気のせいかもしれませんが、
RFでのお試しの前に一度それらしきところを再点検します。

火花が飛んだとしたら一番怪しいのは整流ダイオード
スタックの繋目あたりでしょう。
手抜きをしたつもりはありませんが、48個も繋いでいると
途中で集中力を欠くこともありますので。
後は清掃が不完全で切子が残っているとか。
今度はベビーコンプレッサを持ち込みましょ。

とりあえず2KWも出りゃ御の字

静特性や似たような球であるGS-35Bの傾向から
想像すると、GU-5Bもあまりゲインはなさそうで、
10dBってことはないにしても13dBはないかも。。。
つまり100Wで押しても2KW出てくれないかもしれません。
その代わり200Wで押しても壊れることはないでしょう。

今回はフルパワーを出してみることが目的ではなく、
5000Vで400mA程度のアイドリングを流すのに
バイアスがどのくらい必要なのかとか、ゲインが
どのくらいなのかを知りたいがための試作であり、
入力回路は150Wくらいの耐電力しかなく、作業場に
置いてあるIC-7410(つまり100W)でデータを取り
それ以外(それ以上)で押して見る気はありません。

データ取り終わったら・・・?

さてこのアンプ、データ取り終わったらどぉしましょ。
バラす?それとも実用できるようにケーシングをする?
使える球だと分かったら綺麗に作り直すのが一番かも。
そのときは思う存分押してみましょうか。ww

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