5651届く
本日野暮用により作業場へ行けず。(泣
ラボ主から5651が届いたという連絡がありました。
5651ってなんじゃ?
5651は87V程度で放電する定電圧放電管の一種ですが
同じような電圧で許容放電電流が最大30mA流すことができる
VR-90などと異なり、許容放電電はがせいぜい数mAです。
こんなもの何に使うのかと言うと標準電圧回路などです。
ネオンランプによる安定化電源
今だと価格が高騰しこのような用途に使う気は全く
しないのですが、昔ならそのへんにゴロゴロ転がっていた
6BM8を使って、比較的安定したネオンランプの放電電圧を
基準として3極部で安定化電圧を作り出し、5極部で
ブーストした安定化電源回路を覚えているでしょうか。
製作例も多く、しょっちゅう無線誌などに載っていて、
VFOの安定化などに重宝に使わさせていただきました。
後年メーカの無線機でも一部採用されていました。
5651をどのように使うか
このネオンランプの替わりに5651を使えると思い
入手してみました。
というのもネオンランプは比較的安定した放電電圧を
有しますが不安定要素もあります。
よほど高温にならない限り温度特性は悪くありあせん。
しかし明るさにより放電電圧は変化します。
極端な話をすると真っ暗闇では明るいところより
放電電圧は最大10数Vも上昇しちゃいます。
また電磁界による影響も無視できず、周囲の部品や
配線などに気を使わなくてはなりません。
5651では問題は起きそうにありません。
で、6BM8はもったいないので手持ちの多い3極管と
5極管+5651の3本建てで安定化電源にチャレンジします。
3本は物理的に大げさかもしれませんが、上手くいったら
VXOやAGCを掛けるリモートカットオフ管のSGに供給する
150V程度の安定化電源にできるでしょう。
大丈夫と思っても・・・
ネオンランプも5651同様数mAしか流せないので5651に
替えても問題はないはずですし6BM8が6AV6と6AQ5などの
組み合わせに置き換わっても然り・・のはずです。
実際やってみると思わぬ穴ボコが潜んでいてそれに
足を取られると一発では上手くいかないことが多々あります。
ところがあーだこーだやっているうちになんとか穴ボコから
這い上がることが出来、殆どが上手く収まってくれます。
で、苦労した分はスキルとして蓄積されます。
果たしてこの事例は温故知新となってくれるのでしょうか。
*ネオンランプの放電電圧は電極間構造とガスの
封入圧などによって決定し、メーカや品番で異なります。
60V前後が一般的でしょうか。
拙生が昔入手したのは55Vで放電開始したと記憶しています。
寝る前の一曲
アカペラのグループはたくさんあるけど
拙生的にはこの人達がトレンディかなぁ。
ボイパ(ボイスパーカッションのこと)がこれだけ見事だと
アカペラだということを忘れてしまいます。
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