パワーを出してみる。

細かいことはともかく、本日はRFを注入して
予定している安定した2KWが出てくれるのか。。。
これが(本来の)目的です。

バンドSWが7MHzになっていたので7Mから。
エキサイタのパワーコントロールを絞りきってVVCを回し、
ピクッと反応したところで5W程度入力しチュニングを取り直す。
コレを10・20・30・・・Wと繰り返して記録を取ります。
10Wでアウトが500Wを超えたのにはちょっとびっくり。
当然20W入力で1KW超で元気が良すぎです。
ここまではゲイン17dBといったところですね。
ここから頭が下がり始め、2KWは50Wが必要でした。
それでも16dBあります。


   横はエキサイタからの入力でx10W
   押すパワーでイチイチチュニングを取らずに
   最大パワーのチュニングのままだと低いドライブの
   パワーが抑えられるのでもっとリニアリティが良い
   グラフとなります。

2KW時のIpです。

まだRF部をいじっているわけではないので、本日は
2KWまで確認できればOKと思い、持参したBird43の
エレメントは2500Hです。
2.5KWまで測れるのだから出してみようか・・・
う・う・う・・・悲しい性です。。。
およそ70Wでフルスケールとなりました。


     フルスケール@気持ちイイ〜♪

でも・・・エキサイタにはまだ余裕があるぞ。。。
う・う・う・・・どぉしょうもない性です。。。
ラボ主はいなかったのですが、ラボ主所有の10KW
エレメントが挿したままのBIRD 4410Aが目に付き
ちょっと拝借を。。。
最初っから5000H持ってけって話ですよね。w


      エキサイタ測定用@100W(と使わなかった1KW) 

BIRD 4410Aの切り替えはエレメントの表示から
フルスケールを0.1・0.3・1・3・10・30・100%
に切り替えることが出来ます。
0.1%は10Wフルスケールですね。
3KW(30%)レンジにして測定すると、90W入力で
フルスケールになりました。
まだイケそうですが、キリがないのでここでおしまい。
100%の10Kwレンジに切り替えることはしませんでした。
というよりIsgとIcgのメータを見てやめたのですけど。(笑

3.5MHzは不安定な部分があり、50W以上で押すと1A以下
だったIpがゆっくり上がり始め、1.5Aを超えてゆきます。
バイアス電圧など各電圧に変化はないので回り込みでは
ないみたいで、こういった場合の現象はいくつか考えられます。
SGのパスCが高い周波数ではOKだが80mでは足りない、とか
インピーダンスが狂っている場合。
パスCはすぐに足すことは出来ないので、チュニング場所が
他にもないか探したところ・・・・ありました。
先のところはディップが甘くダラダラとしていましたが、
プレートVVCがかなりずれたところで拙生の勘が閃き、
チュニングを取り直すと鋭くディップするようになり、
Ip上昇の現象はなくなりました。
ただし7MHzより少々効率が悪く、2.5KWフルスケール時は
80W入力となりました。

コイルのタップ位置の調整が必要かと。
BIRD43を4410Aに交換したのは7MHzだけで、
他のバンドは2500Hを振り切らして見ただけです。(笑

ハイバンドは・・・
14MHzでは80Wで2.4KWちょっとですが、90Wで押しても2.5KW
ちょいなので、このままではこれが限界?


21MHzでは80Wで2.5KW超えなので、14MHzも調整でマシに
なるかと思われます。


ま、近いうちにWARCバンドに改造という末路も選択肢の
一つなので、そのときはタンクコイルがまるごと交換
されているかもしれません。

ちなみに・・・
どのバンドも100Wで押せば2500Hは最大目盛りを超えて
振り切ります。ww

そうそう、Epは3KW出力時でも3000Vを僅かに切る程度、
Esgは9V下がりました。
バイアス電圧は針2〜3本程度の低下でした。
十分じゃないですかね。

リアパネルに200V系のノイズフィルタが付きました。
3相用60Aなので単相30Aあれば間に合うのでもったいない
気もしましたが、ヤフオクで新品・安価で入手して
いたので使っちゃいました。
200Vの配線をつなぎ込むのに使えるので便利なのですよ。


バイアスの細かな調整やハーモ・IMD測定などは
後日ゆっくり楽しみながらやることにします。

さて次は7F71ですか。(GU-5Bかもしれませんが・・)


       RFデッキ ー 上はバンドSW切り替え(赤いやつ)
              下はローラーインダクタ(青いやつ)

そぉ言えば・・コイツはずっとこの状態だなぁ。@頼まれモノ

!宣誓!

いつもデータを採るとそれで満足してしまい、次の部品取りに
ばらしてしまうことが多いのですが、このアンプはバラさない
ことをここに誓います。ww

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4件のフィードバック

  1. OQQ より:

    Oba-Qさん、ご無沙汰いたしておりました。
    おめでとうございます。
    本業の傍らにビッグマシンをチャチャッと作ってしまうのですねぇー。
    本当に凄いことです。今更ながら驚いております。

  2. Qsaku より:

    おいでやす。w
    お元気でしたか?
    今回は結構な時間がかかって、ちゃっちゃと
    というわけにはいかなかったのですが、時間が
    掛かった分思い入れがあるようでバラさない
    ことにしました。
    実際に使用するには免許の関係も有りALCを
    外付けにしてパワーを抑えることと、そのあたりで
    IMD特性が良くなる動作点を探らなくてはいけません。
    実際にセットした状態で測定ベンチに掛けるので
    もうちょっと時間がかかります。
    ネタはあと5点あり、ほぼ部品も揃っています。
    今回は中途半端なパワーだったので、次の目標は
    5000HフルスケールでIMDover-45dBcでしょうか。(笑

  3. OQQ より:

    5000Hフルスケール・・・ですか!
    電源だけでも100Kgを超えますよね。
    頑張りすぎて腰を痛めないよう、お気を付けてください。
    あと5台、製作記事を楽しみにしております。

  4. Qsaku より:

    7F71R系の球自体は比較的簡単に5000HFS位は
    ひねり出してくれますが、周辺部品がそれに
    耐えられるかどぉかが決め手になります。
    バンド切り替え方式ならバンドSW、違う方は
    ローラーインダクタがネックですね。
    以前それで500W免許を受けていた7F71RFアンプの
    総重量は一番大きなトランスを乗せれば200Kgは
    あったのではないでしょうか。
    そのころメインバンドだった21MHzで6つ以上
    出ましたが決して0.5以上は出しておりませぬ。。。^^;;

    >頑張りすぎて腰を痛めないよう、お気を付けてください。

    肝に銘じます。