ダンピングファクタ

またもや真っ白。

風は強く外仕事は待機になってしまい、goがでたら
すぐに開始できるよう、極力近間にいることに。
結局仕事は出来ずじまいでしたが、結構いい時間まで
待機だったので、本日も製作は出来ませんでした。
で、明日は休みにしちゃいました。
しばらく休んでいませんからバチは当たりませぬ。
当たらないはずです。。。。!?
朝から行く連絡をラボ主にも連絡しておきました。

無線の周辺機器や電子工作をやっている友人が
定年退職により毎日が日曜日になったため、
昔とった杵柄でオーディオアンプの製作を再開しました。
で、手始めに真空管のキットを購入したわけですが、
なんか低音がこもってさっぱり良い音しない。。。
と、コボシの電話がはいりました。

球はPCL86シングルということです。
PCL86って6GW8のヒータ14V版ですよね。
シングルなら2〜3Wも出れば目一杯でしょうけど、
3極5極の内部シールドが施してあり、電磁シールドや
リプルさえ気をつければノイズの少ない良質な音が
出てくれるはずですけどねぇ。
オーディオは遠い昔にあっさり手を引いているので
あまり詳しいことは言えないのですが、スピーカの能率と
インピーダンスによっては、低域におけるダンピング
ファクタも影響してくるでしょう。
なんて話をしたらダンピングファクタはキットの仕様に
書いてないけど、どぉやったらわかるんだ?ですって。。。
ああ、言わなきゃよかった。@説明が面倒。。。
確かにダンピングファクタを仕様に書いてあるものは
少いですし、また書いてあっても測定周波数がなく、
大事な低域での特性がわからないものが多かったという
記憶があります。

ま、音源(オシレータ)から、下は残留ノイズによる
測定誤差が出ない程度以上、上はアンプが歪まない程度までの
間のレベルで良質な信号を入力し、無負荷時と実際に負荷を
接続したときの出力電圧を読めば、アンプの内部インピーダンスが
分かるので、その内部インピーで負荷のインピーを割ってやれば、
それがダンピングファクタで、要は内部インピーが低ければ
低いほどダンピングファクタは大きくなるのさ。
と簡単に説明しておきました。

ダンピングファクタによる低域音質については諸説が存在し、
300や500など大きければ大きいほど良い、とか
いやいや、10位上もあれば十分でそれ以上にしても体感
できるものではない。そしてその中間など様々です。
もちろん300や500などという数字は半導体アンプでしか
ありえない話であり、10程度の数字は真空管アンプの
話になるのでしょう。
ではダンピングファクタが大きい半導体アンプのほうが
圧倒的に低域の音が良い・・・とは言い切れませんよね。
また以前ダンピングファクタが同じような値の真空管
アンプを聴き比べした際、低域のスッキリ度がかなり
違ったこともあったので、ダンピングファクタだけの
問題でもないかも、と付け加えて逃げ道を作っておきました。(笑

とは言え、負荷になるスピーカコイルやネットワークユニットの
逆起電力による歪はダンピングファクタが大きいほど少ないのは
間違いないので、真空管アンプの場合はスーピーカシステムとの
相性が非常に重要になってきます。
最近の低能率のスピーカで2〜3W程度では、ウーハーをうまく
駆動・制御は出来ないのかもしれませんねぇ。
もちろん一番重要なのは、聴く人の耳との相性であることは
言うまでもありませんけど。

*出力トランスやカプリングCのf特が悪いなどというのは論外です。
 

HOME

おすすめ