考えだしたら眠れない・・・

昨晩の話ですがくだらないことで睡眠時間を剝って
しまいました。
考え始めたきっかけは端折りますが・・・

例えば望遠鏡で1億光年離れた銀河を観察した時に
我々の目に見えるのはその銀河の1億年前の姿です。
つまりビッグバンにより138億年前に誕生したとされる
宇宙の始まりを知るには、より遠い星を観察することが
過去を観察することになります。

仮に138億光年先を観察するとしたら、光で138億年だから
時速100km/sの車では何年かかるのだろう・・・
なんてつい考えてしまったたのです。

考えちゃったからには計算しないとね。@性格上のもの。。w

100Km/h ≒ 27.77777778m/s

光速 = 299792458m/s 
です。

光は高速道路を100km/sで走行する車より10792528倍、
つまり1千万倍以上早いということですね。
その光をもってさえ、我が天の川銀河の中心までは2万8000年
かかるのですから、100Km/hだと3千億年以上ですね。。。
では138億光年では・・・1489368931.344(億年)
小数点からから指で一億・十億・百億と数えていくと、
単位が兆を飛び越え14.9京年です。
ビットなどというコンピュータやネットワークの世界においては
京なんて数字は平気で出てきますが、これは時間の話ですから
その長さは想像すら出来ません。。。

ここから話が飛躍していきます。(笑
スーパーコンピュータのニュースで京という単位を聞いた以外に
億以上の数字で覚えているのは溝(こう)と穣(じょう)くらいです。
この数字を覚えているのはビッグバンから1プランク時間後の
宇宙の温度は14溝2000穣℃だったとされているからです。
        (1プランク時間は1秒の1.855×10^43分の1)
その他に覚えているのは無量大数で、昔過ぎで誰かからは
失念しましたが、一番大きな数値と教えられた記憶があります。
ただ無量大数は10の68乗ですからそれ以上のものがあって
然るべきだとは思っていましたが、今まで調べたことは
ありませんでした。

偶然ですが分かりました。
10の68乗以上の単位を調べたのではなく京と穣の間にも2つの
単位が挟まっていたはずなのに思い出せず、それを調べていたら
無量大数以上の数字を見つけたのです。
10の37218383881977644441306597687849648128乗
不可説不可説転。
ふかせつふかせつてん、と読みます。
大方広仏華厳経に書かれている一番大きな数詞であります。
実用的ではなく、仏教で言う悟りの功徳の大きさを
表したものだと言うことです。
もちろんいくらでも大きな数字は作り上げられます。
不可説不可説転の不可説不可説転乗なんてね。
宇宙全体のヒッグス粒子の数ならそれでも足りない?

ちなみに調べた2つの単位は垓(がい)と予(じょ)でした。
予ではなく(し)という記憶がぼんやりとあるのですが。。。
記憶って曖昧ですね。

余談

上記文中のヒッグス粒子ですが、宇宙の真空中などにも
びっしり埋まっている素粒子で、他の素粒子を動きにくくして
質量を与えるという役目を果たしているものです。
ヒッグス粒子がないと質量を持たない全ての素粒子は
邪魔者がないので光の速度で自由に飛び回ってしまいます。
誕生したばかりの宇宙の状態ですね。
ヒッグス粒子が宇宙において生成・増殖されなければ、
生物はおろか恒星や銀河も存在しなかったでしょう。
厳密に言うと右巻きニュートリノはそれ自体で質量を
持ちますけどね。
ヒッグス粒子自身にも質量あり、とされています。

明日は早いのでこの手の話を考えるのは封印して
サッサト寝ることにします。

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