髭が大事!?

朝天気は快晴でしたが、午後から雲行きが怪しくなり、
現在の窓の外は横殴りの雪であります。
ここ数日除雪の必要がなかったのですが、今夜辺りから
連日乾雪のようであります。

さて、写真はT-200(カボニル鉄)#43のトロイダルコアです。


       ボケてます。。。^^;;

160mエンドフェッドアンテナの50Ωに対するマッチング
セクションを製作するのに用意しました。
以前寄贈していただいたメーカ製のものは、クラブ局の
屋上の環境には合わなかったようで、今回はVCによる
調整可能なモノバンド方式にする予定です。

エンドフェッドアンテナの端部は非常にインピーダンスが高く
同軸ケーブル側をリンク結合として巻き数比でステップ
ダウンさせて50Ωにし、更にアンテナ側は並列共振させるための
VCが付きます。

エレメント長はλ0.5λと言いたいところですが0.55λです。
0.05λ長いエレメントが並列共振回路の片端にに接続され
逆端にも0.05λの尻尾(エレメント)が付きます。
なんでそんな面倒いことするのかと言うと・・・
この髭がないと高インピーダンス同士だからといって、
終端効果のあるエレメント端を集中定数の端っこに
くっつけるだけではどぉやら許してくれない模様で、
なかなかうまくマッチングが取れなかったり、
コモンモード対策も大変だったりするのですよ。
やってみれば分かります。@ハイバンドでお試し済み

お髭さんのお陰で終端効果の位置からずらすことができ、
給電インピーダンスも幾分下がってくれます。
またリンク結合の場合、髭がないと平衡が大きく崩れて
しまうので、半端なコモンモード対策では悩み多き
アンテナになってしまいます。
この場合髭はアンテナのリターンとなるので、カウンター
ポイズと思えばよいでしょう。

なぜ0.05λ?
リターンをアンテナの電圧腹に接続する場合、自身も
電圧腹でなくてはいけませんので、0.5(実際には0.47)λ
としたいところですが、0.05λでもjx=0Ωなのです。
この辺はAA5TBのホームページに詳しい説明があります。
→ こちら ←

一応1KWでも大丈夫なようにT-200の3段重ねであります。
2段だとギリなのと、太い線での巻数は限定されるので
必要インダクタンスを得る巻数が少なくてすみます。
さて、問題は80mのエレメントをどぉ維持するかですね。。。
縦に張ったり横に張ったりで、電流腹はなるべく垂直にして
打ち上げ角に考慮する・・ってかんじですかね

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