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FL-2100Z修理

本日は依頼されていたFL-2100Zの修理のため
無線機屋さんに寄りました。
症状は・・・・パワーが出なくなった。@単純明快

最初は引き取り品をオークションにでも出すのかと
ケースをはぐりながら清掃も行い、しばらく火も入れて
いないのだろうとプレートキャップを外した状態で
エージングから入ったのですが、数日前まで使用していて
急にパワーが出なくなり修理してまた使うのだと分かり、
ちょっと無駄な時間を費やしてしまったようです。。。

現象は送信状態にしなくとも電源を入れただけで
アイドリングみたいな電流が流れてしまい、送信して
リレーが動いても何の変化もありません。
球が悪い以外で疑わしきはバイアスとリレーあたりか?

FL-2100Zのバイアスは還流路にツェナDiなどを入れて
プラスに浮かす(グリッドがマイナスに沈むのと同意)
のではなく、グリッドにマイナス電圧をかけています。
14Vを3倍電圧整流してカットオフとし、最初のDiから
引っ張り出した半端整流の1段分(1/3の電圧)を更に
分圧して、送信時の動作点を決定しています。
ただしVRによる可変ではなくタップ付き巻線抵抗の
タップ位置による可変なので面倒ですが。。。

バイアス電源の基盤を調べると、受信時にかかるはずの
-50Vが出ていません。。。
AC入力から順を追って調べていくと、3倍電圧出力に
シリーズに入っている47KΩが真っ黒焦げでした。
部品が混み合っているところに垂直に立っているので
目視での確認は困難で、電圧を追いかけるまでまったく
気づきませんでした。
部品入れから47Kよりも先に大量の100KΩを見つけたので
パラって50KΩにして交換しました。
取り外すとき分かったのですが47KΩは黒焦げの部分が
哀れにも真っ二つに分断されていました。
基盤のパターンもNGでジャンパーを飛ばしました。
こりゃぁ電圧も出てきませんワナ。。。

抵抗交換後電源をオン。。。残念ながら全く同じ症状です。
50KΩの入り口までは正常な-50Vが掛かっているのに
出口にははほとんど電圧がありません。
そぉなんです。バイアス回路がぶっ飛ぶ場合、バイアス
回路自体の問題ではなく球がおかしい可能性大なんです。

で、電源を入れない状態で各部の抵抗値を探ると、
直流的にシャーシから浮いているはずのグリッドが
数Ωになってます。
案の定GKタッチですな。コレワ。。。
572Bをを1本ずつ外して調べると、1本が見事に
通通(ツーツーと読んでください)になっていました。

電源部は修理終了なので、あとはオーナーに尋ねてもらい
球を交換することが決定すれば、新しい球を挿すだけにして
作業を終了しました。

球のラッシュでGKタッチを起こし、バイアス回路の抵抗に
過大電流が流れて破損する・・・有りがちな故障でした。
将来的に発生するであろう球の交換や修理代を考えるのなら
オークションでTL-922かHL-2Kを入手し、3-500Zを軽〜く
使うほうが良いのでは?などとと思ってしまいますが。。。

さてお待ちかね?ここでお約束のドジです。。。
ケースのネジを締め込んでいるときに思い出したのですが
不具合部分を特定するために配線を外し切り分けしたときに、
バイアス電源基板と球に接続される配線を切り離していたのを
すっかり忘れていました。。。^^;;
再度底蓋を開けて半田付けして閉めるという不毛な作業付きで
計4時間(長い休憩含む)ほどでした。

ところで・・・
この手の作業をされる方は疑問に思ったのでは?
通常ならGKタッチの可能性があるのなら、電圧をかける前に
最初から球を調べるべきなのでは?
はいはい、通常ならそのとおりですが、パワーが
出なくなってから何度も電源を入れていたということので
今更守るべき基本がなかっただけなのですよ。(笑

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