アンテナチューナやっと修理完了

お休み2日目(14日)の午前中は拙宅周りの作業を。
きっと敷地と道路の境界に蔓延った雑草取りが
メインエベントと言えるでしょう。

手がけたのは22時半くらいから。
集中して作業のできる時間さえあれば簡単な修理と
思っていましたがいろいろなところでやられました。
回路図と現物がかなり違うのですよ。
メーカーが変更したものなのか改造されたものなのかは
定かではありませんが、回路図で検討してこーしよう、
あーしようと思っていたことが全部ペケ。^^;;

例えば検出部でピックアップした電流は小容量の7pFのCと
それにシリーズで入っているトリマC10pFで表示部に送られ
トリマCでその量を調整できますが、最小にしても表示部の
可変抵抗の調整で絞りきれないほどの電流が流れてしまいます。
回路図を見ると300pFでバイパスしてあり、そこで分流される
ことになっているのですが、その300pFはどこを探しても
基板上に見つからないではありませんか。
バイパスしない分、余分に表示部に流れ込むので絞れないんですよね。
最初は100Wの入力で2KWレンジのメータが振り切れちゃいました。^^;;

また200W・2KWには抵抗の分流器も入っていますが、レンジ切り替え
スイッチが片切なので、他のレンジのときにその分流器や可変抵抗が
ぶら下がって回り込みでいたずらするのを殺すために、ダイオードが
入っているはずなのですが、200Wにはあるのに2KWの方はどこを探しても
入っていないのですよ。。。
20Wレンジは元々入っていないので2KWレンジのアイソレーションが
確保されておらず、それが証拠にどちらかの可変抵抗を調整すると
それに従い他方の調整が狂ってしまいます。
ちょっと面倒でしたが基板を取り出してみるとパターンにも
ダイオードが取り付けてあったような痕跡はなく、一体なんなんでしょぅ?
って感じです。

本来は回路図通りにレストアするのが本筋でしょうが、パターンや
部品で見てみると明らかにメーカ変更もありーの、改造(改悪)も
ありーので、どれが本物か分かりませぬ。。。
仕方がないので各レンジを一括して検出電流を絞るために計算して
別途分流器を付けてしまいました。
全てのレンジで可変抵抗の調整範囲が最適値になるようにしたのですが、
半端な抵抗値になったので手持ちの組み合わせでは今イチなので取り寄せました。

最終的に43羽の鳥さん(バード43のことw)で校正して
なんとか使えるようにはなったのですがしっくり来ません。
NC・NRという条件でオークションで落札したモノですから
仕方がないと言えば仕方ありませんが、これだけ改造されてあり
しかも正常動作しないことを一言も書かずに出品することは
どぉかと思うんですけどぉ。。。

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