懐かしのFDAM-3

作ったり壊したりの時代に、50MHz水晶発振2波の
送信機と4球スーパー+クリコンで開局しましたが
SSBにも出てみたいと思始めた時にあることのご褒美で
親が無線機を買ってくれることになりました。
スッタモンダはあったもののJR&TX-310がメーカ製リグの
第1号機となりました。

ある日札幌の観光名所である山の山頂で、TR-1000(だと思う)で
運用していた人を見掛け、カッコいいと思っちゃったんですね。
そこで可搬型で運用しようと3A5という真空管(複合管)1本で
超再生受信機とカーボンマイクで振幅変調を掛けるQRP送信機という
組み合わせのトランシーバを作ってはみましたが、電池が重たくて
可搬性はヨロシクないし、使い勝手も悪く飛び受けも悪い。@アタリマエ
結局山頂移動で2局ほどQSOしただけでお蔵入り・・・
ではなくバラしてしまいました。

で、入手したのがFDAM-3であります。
初めてのアルバイトで稼いだお金で手に入れたので
このトランシーバにはかなりの思い入れがあります。
こいつを選んだのは2つ並んだ送受のVFOダイヤルに
憧れていたからです。
一応FMも出ることができましたが、受信はスロープ検波しか
出来ずに、水晶チャンネルも1波しかなかったので実用には
なりませんでした。
またキャリブレの状態でSSBを受信可能という無線月刊誌から
情報を得て受信してみましたが、あるレベルの信号しか復調できず
JR310とは雲泥の差がありましたが、そんなことは関係な
く兎に角2つ付いた大きめのVFOダイヤルだけで満足していました。w
そして長いQRT状態に入った時、その後入手したパナ6と共に
友人に格安で譲ってしまい後からFDAM-3だけは残しておけば
良かったと後悔したものです。@アトノマツリ

さて、数日ぶりにオークションを覗いて見ると動作確認済みの
FDAM-3が出品されていて、終了まで後10分。。。
絶対使わないないだろうなぁ・・・と思いつつもついつい
落札してしまいました。
使わないと言うのはもしこれで免許を受けて実用化するためには
結構面倒な改造が必要だからなんです。
昔のVFOですから、周波数安定度が格段に良い現在の無線機で聴くと
ふらつくのがバレバレですよね。
で、発信部周りのシールドや送信時にのみ掛かるVFOの電圧を
常時掛けるようにして、受信に邪魔にならないようVFO出力を
殺しておく改造が必要です。
さもなくば電圧がかかった瞬間にピューと動いちゃうんです。
またLPFは内蔵されていますが、以前は高調波の測定なんて
できる環境がなかったので、どの程度抑圧しているかは分からず
現在の厳しいスプリアス基準を満たしていなければ強化も必要となります。
そう言えば昔は変調度を除くこれらの改造の他に2色の豆球を使い、
受信時は緑で送信時は赤く光るように改造して格好つけてましたけど。w

更に自作の送信機やパナ6と比べて、変調度が低かった記憶があります。
内部のオーディオVRを見つけて利得を上げると、音が悪いとローカルに
怒られ、下げると変調度が低くて了解度が悪いと怒られたものでした。。。
変調出力に見合う分だけキャリアを下げるか、デバイスを変更して
変調出力を上げるしかありません。
ただ同じアンテナで聴くと、受信感度はJR310やパナ6と比較しても
遜色なかったのですが、現在の無線機と比べるとどぉなのでしょうねぇ。。

明日(日が明けたので本日)は日曜日。
銀振りではなく簡単決算のコンビニ払いでサッサと処理することに決定。
届くのがすごく楽しみであります。

そうそう、記憶に間違いがなければ外部電源のピンジャックの配列が
中心のピンがマイナスで外側がプラスだったと思うので気をつけなきゃね。

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