TX-88Dエージング開始

TX-88Dは電解Cがちょっと膨れ上がっていて
液が染み出ていました。
周辺のRが焼けていのでとりあえずその辺だけ
交換したら狼煙は上がらなくなったので、たっぷり
時間をかけてエージングしておくことにします。

まずは手を加える前にオリジナル回路で
働くかどぉか見てみます。
働くならデータを取っておきます。
手を加えてオリジナルよりも特性が改善
されなければ元に戻す可能性があるからです。

オリジナル回路でいくにしても経年劣化が
明らかなCR類は全部交換しますので、まずは
部品表からチェックリストを作成しました。
チェックはモノを揃えた時と交換した時の2回です。

手始めに改造するのはファンクションSWを
チュニングの位置でフルパワーが出るようにし、
フォーン(AM)時にフルパワーの1/4程度に
なるようにヤンガーステージに細工します。
ただ1/4は理屈上ですから、実際には波形観測を
しながら、歪まないところまでパワーを下げる
といった調整になります。

一番やってみたいこと。
可変できるプリエンファシスを試してみたい。。
受信側が狭帯域で音声の高域をカットして
しまうので、元々ディエンファシスの特性を持つため、
AMは音が良くないというのが定説になっていますが、
送信側で高域を強調してやることで改善できます。
勿論占有周波数帯域は6KHzなので、この範囲を逸脱しない
程度に行うので効果は微々たるものかもしれませんね。
プリエンファシスを効かせすぎるとスプラッタを
撒き散らすので量を可変しながら様子をみて
効果がなければアッサリ諦めます。
またオリジナル回路において、占有周波数内で高域が
目一杯伸びているなら試す価値は全くありませぬ。(笑

細かいところではエレキーの出力がフォトカプラ
でも大丈夫なようにするとか、LPFをバンド別で
切り替えるとか。。。
この辺はAM専用機にするならいらない改造ですし
LPFも内蔵しないなら省いても良い作業です。
外付するならオリジナルに内蔵されているLPFは
スルーしちゃっても良いでしょう。
カットオフが50MHz以上なら2倍の高調波を
考えると28と50MHzにしか効果ありませんからね。
3倍高調波でも21MHzまでで14MHzx3は42MHzなので
素通りです。
例えばカットオフ30MHzのLPFで2倍の高調波をカット
できるのは15MHz以上ですから、18・21・24・28MHz
にしか効き目はないし、それより低いバンドでは
そのバンド専用のものが必要ですよね。

エージングは約1時間ほどしていますが、現時点で
問題ないものの、球のためのエージングですから
CR等を交換しないうちは安心できないので、
寝るときはSWオフにします。
寝ているうちに狼煙を上げられるのはイヤですから。w
エージングの続きは明日にします。

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