久方ぶりに手掘り@タワー

そう言えば近年機械掘りばかりで、手掘りは若い人に
おまかせコースだったのですが、人出が足りず数年ぶりに
自力で穴を掘りました。
クラブ局のタワーの穴掘り以来ですね。

昔から拙生が掘ると本当に辺りが良い。
昔の建物の基礎コンクリだとか造成時に埋めたと思われる
錆朽ち果てた金属類だとか。。。
クラブ局では1本目が水道管、2〜4本目は機械掘りでしたが
5本目は排水管に当たり場所を変えてもまた当たり。。。
3度めの当たりで建柱を諦めたことがあります。
で、今回も大当たりです。。。
1.7mちょっとのところで水が出始めました。

ちょろちょろではなくブワーとでもなく知らないうちに
溜まっていくという感じです。
なんとか掘り進めるとスコップの先にコツンと。。。
水を掻き出してみるとそれは昔の暗渠排水の土管で
土圧が無くなったことで継ぎ目から溜まった水が
染み出してきたようです。
20年前くらい(もっと昔?)にも同じことがあって、
その時はポンプで排水してみたものの追いつかず、
あきらめて別の場所を掘り直し建柱しました。
しかし今回は建柱できる場所がここしか無い。
なんとか1.9mまで掘りましたが後はどぉにもならなくて
オーナーからこれで埋め戻しOKの許可を得ました。


底に水が溜まっているのが見えます?
僅かに見えるでしょうが多少埋め戻して土圧を
かけたからこんなもんで済んでいますが、着実に
水位が上がってきます。

で、すぐに埋め戻したいので電話をかけて砕石を手配すると
30分位で大型ダンプがやってきました。
建柱場所が狭い門の奥なので門の前にばら撒いてもらいました。
実はそんな予定でなかったので、ネコも大きなスコップも
持ってきてはいないので、穴掘り用剣先スコップでチンタラ
砕石による埋め戻しを。
一体何回運んだことやら。。。疲れました。。。

砕石での埋め戻しはいつも0-40の外(規格外)ってやつを
使うのですが、例えば今回のようにKT-8Nの中古で基礎部が
ない場合、KT-8Nで言う地上1段目を基礎として埋め込むときに
生コンでなくとも砕石で埋め戻しするとビクリともしません。
クラブ局でも同様な方法で1本建っていますが、タンピング
ランマーで圧をかけてギンギンに締めその後にセメントを
上からばら撒いて水をかけて固めています。
実はタンピングランマーを使わなくとも、セメントを
ぶち撒けなくとも埋め戻しただけで全く動きません。
勿論これは15m以下の確認申請がいらないタワーの話であって
工作物の確認申請を行う場合は生コン基礎が必要となります。

生コンでも良かったのですが家を増築したりする場合を
考慮して砕石としました。

タワー基礎は無事終了したのですがこれにはオチがあります。
砕石を運んできたのは大型ダンプ。
ここに置いってってぇ。
は〜い。ガラガラガラ(砕石が落ちる音。)
あれぇ、多くない?
(伝票を見ながら)いえいえ、伝票通りです。

そしてタワーを埋め戻しみると案の定余る。。。
半端でないだけ余るっている。
歩道に積み上がり車道にも多少ばらまかれているので
どぉしよう。
するとオーナーが家の裏なら小砂利の上にばら撒いて
よいよという有り難い助け舟が。
しかしスコップ一杯分の砕石を狭いところをくぐり抜けながら
足が動かなくなるまで往復したものの、全ては無くならず
結構盛り上がってしまいました。
時間的にスコップがアスファルトをこする音が近所迷惑に
なりそうだったので明日にでも土のう袋に詰めて
運び出す約束をしてお暇しました。

砕石プラントの機械で制御器を使ったり、重機積みでもカンカンに
乗るのなら気を使って積むのでほぼ正確な量ですが、
多分採石場の山から重機でこんなもんだろうと
一掴みしたものを持ってきたと思われます。
多きゃサービス?このサービスはありがたくないっス。

明日も人出がないので拙生がやらなくてはならず
作業終了まで腰が保ってくれるか心配です。
余った砕石はクラブ局のタワーの補強にでも使いましょ。

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