修理しないほうが・・・

リニア作業時に場所を提供していただいている
FDTラボへ寄ったので、ご機嫌伺いのつもりが
車にFL-2100Bを積んであることを思い出し
いきなりテストを始めました。

最初っからそのつもりで来たんじゃないの?
って思われるのは癪だけど、測定環境は
エキサイタからの入力とダミーへの出力の
ケーブルが、まるでいらっしゃいとばかりに
近くにぶら下がっているので楽ちんですから
どぉ思われようと知ったこっちゃありません。ww
40年近くも付き合ってるから大概のことは
許されるし許しちゃう仲です。。。って、
ある一線を超えない節度は守ってますけど。。

ところでFL-2100Bと聞いていたはずでした。
よく見ると2100Zじゃぁありませぬか。
最初にさっといじった時に気づきませんでした。^^;;
WARCもついてる比較的新しいバージョンです。

で、診断結果ですが、まず10Mから下はロードVCが
入り切っても足りなく、シングルトーン300Wで
頭打ちであります。
トップバンドと7Mで入力のVSWRが以上に高い。
ロードVCがなんとか入りきらないで調整できる
14Mで250W(入力VSWR=1.2)、21〜28Mまでは
200Wちょっとで飽和しちゃいます。
そして24と28Mも入力(エキサイタ出力)VSWRは
3以上と高くエキサイタのチューナを使用しないと
使い物になりませぬ。。。

ロードVCに容量足し増するセラコン縁に飛んだ
痕跡の焦げ目があったことは要因とは思えません。
なぜなら10Mと7Mには固定Cの足し増しはありません。
7はともかく10Mは最大容量の1000pF(500pF3連VC
の2連分)で足りるはずですが足りてない。。。

ここまで来て結論を出しました。
部品入手困難でオリジナルではなく代替品で
許容されるのなら、最初から作る思いをすれば
リニアアンプはどこが壊れようが修理可能です。
しかし
・ヘタりきっている球の交換
・容量抜け電源Cの交換
・入力パイマッチのコケているはずのC交換
・焦げている出力側固定Cなどの交換
・その他灯らない電源ランプ交換など
 細かいことも多々有り。

で、この時点で結論を出しました。
部品代と手間賃を入れるとヘタしたら
オークション辺りで3-500Zx2リニアなどが
落とせる料金になってしまいます。
修理不能ではないけどするには時間と
お金が掛かることを伝えて、修理するしないを
判断してもらうことに。
結論が出ていないこの時点で深追いすることは
禁物であります。
これ以上はバラす作業が発生しちゃいますから。

ところでスッキリしないいじり方をしていたら
ストレスが溜まっちゃいました。
で、FDTラボにおいてあった自分の部品の幾つかを
持ち帰りシャーシの上に置いてみる。。。(笑

この部品たちとメータくらいはストレス解消の
ために拙宅で付けることにしました。
チッチャいVCですのでチッチャなアンプです。
目標はフルキャリアで連続1時間1KWかな。

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