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6m4Quadx4

某OMに相談された6mのアンテナ。
サンスポットナンバーの低いこの時期に。。。
とも思いましたが聞けばEUあたりもまだ時々
開けるのだそうです。
依頼されてからかなり経ってしまっていたので
優先的に計算してみました。

以下が条件です。

・ ベアリングまでが17m高のタワーがまるまる空いている。
  (マスト使用可能長3.7m)
・ 回転半径が5mしか取れないためロングブーム
  多エレメント八木は無理。
・ DX向けのアンテナにしたい。
・ EUロングパス方向からノイズがありショートに
  向けた時に少しでもノイズを切りたい。
・ 50.0〜50.15Mまでしかいらない。

回転半径が小さなアンテナといえばQUADですね。
回転半径から言えば6eleくらいまでは大丈夫
でしょうけど、6eleQUADをスタックにしても、
ベアリングから上のマスト利用では3.5mが
目一杯で、シングル+1.5dBがせいぜいかと。
本気でDXをやりたいなら4eleQUADx4をお勧め
しておきました。

ゲイン重視でもパターン重視でもなく、マスト長と
回転半径のみで限定したタック幅は垂直で最大3.6m、
水平が3.8mとなり、その範囲でやり繰りした計算結果は。。。

50.0〜50.15までの帯域しか使わないなら、
4eleQUADx4でも計算上なら利得を20dBiに限定すると、
F/Bは27〜30dB近くは取れるんです。
バックからのノイズを切るためには最適かと思います。
利得を1dB欲張るとブーム長が伸び許容回転半径がギリギリで
F/Bは22dB程度となってしまいます。
画像のスペックは利得20dBi超えを示すためのもので、
F/Bを30dB取った際には19.87dBiとなりました。
バックからノイズを受けながら微弱なEUの電波を
受信する際のF/B5〜8dBの差は大きいですよ。
信号によっては聴こえるか聴こえないかの差が生じます。

RaとD1の間隔が広い変則的な形になっていますが、
これはスタックブームが水平2本の場合を考慮して
少しでも水平エレメントへの影響を少なくしています。
通常の間隔で水平ブームが挟まると計算上で0.5dB落ち。
上記の間隔では0.3dB落ちなので気分の問題かもしれませんが。
1本のスタックブームの両脇に垂直ブームを使用する
H型のものはノーマルなスペースでも良さそうですが、
垂直でもなるべくエレメントと離れていたほうが良いに
決まっています。

以前のエントリで何度か解説していますが、このアンテナは
2列2段でオプティマイズしたものであり、単独で働かせる
場合は全く異なるサイズになり計算し直す必要があります。

こういったユーザーの環境に応じたものはメーカ製では
出来ないことで、自作だからこそのデザインスタイルだと
思います。

あと2点他人様からの頼まれごとを終えたら
やっと自身のお楽しみにかかれそうです。

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